群 馬 県 |
吹割の滝 | - | - |
吹割の滝(ふきわれのたき) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★ | |
下流川から見る滝 上流川から見る滝 |
1.5kmに渡り奇岩の続く片品渓谷(吹割渓谷)にある幅30m、高さ7mの滝。V字型に浸食された岩の割れ目に3方から川の水が吸い込まれるように流れ落ち、水しぶきが吹き上げられている。「東洋のナイアガラ」とも呼ばれ、国の天然記念物に指定されている。 900万年前に起こった火山の噴火による大規模な火砕流が冷固した溶結凝灰岩の柔らかい部分が片品川の流れによって浸食され、このような形の滝となった。現在も浸食は進み、年に数cmずつ上流に移動している。川に沿って遊歩道が整備されており、観光シーズンには多くの人がやってくる。 滝壺は竜宮に通じていると言われ、村の祝儀のある時に手紙を滝壺に投げ込むとお膳やお椀を借りることが出来たという竜宮伝説(椀貸し伝説の一種)が伝わっている。最後に借りた数を間違えて返し忘れてしまい、それ以来貸して貰えなくなったということだ。 三方向から豪快に流れ落ちる滝は見応え十分。近くで見る滝も迫力あるが、対岸の展望台からみるのもなかなかいい眺めである。冬は凍結することもあるらしく、四季を通じて景観を楽しめるところだろう。ただ東洋のナイアガラというのはちょっと本当のナイアガラの滝に失礼ではないか?規模が違いすぎる・・・。(^_^;; 水しぶきにより岩肌が滑りやすくなっていることもあり、転落事故が後を絶たないらしいが、景観の関係か、柵などはないのがちょっと怖いところ。現在は白線が引かれており、警備員がその外側に出ないように見張っているが、あまりに事故が続くと柵などが作られてしまうかもしれない。やめてほしい・・・。 観光地らしく、近くにはおみやげ屋が立ち並んでおり、多くの店が店も滝から一番近い(遊歩道から、滝から、直線距離では)と看板に書かれているのは笑える。無料と書いてはいるが実際は土産をいくら以上買う必要があるとかなめたことをいうので、滝の南の橋の付近にある無料のパーキングに止めた方がいい。 訪問時のツーレポ ● 2007年09月 信州へ! |