京都府 南部 |
源氏物語ミュージアム | - | - |
源氏物語ミュージアム(げんじものがたりみゅーじあむ) | |
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★☆☆ | |
源氏物語の一場面 |
〜千年の時空を超えて〜源氏物語の世界を実体験! 平安時代の中頃、紫式部の書いた長編小説「源氏物語」は、千年の時を経た今日まで親しまれ読み継がれてきた。この後半部の十帖は宇治を主な舞台にしている事から、特に「宇治十帖」の名で呼ばれている。 建物は光源氏が華やかに活躍した世界を表現する「春の部屋」、光源氏の息子の薫、孫の匂の宮が主人公となる宇治十帖の世界をイメージした「秋の部屋」、映像により宇治十帖最後のヒロイン浮舟の物語を展開する「映像展示室」の3つの部屋に大きく別れている。 春の部屋には光源氏が過ごした六条院の百分の一の縮小模型や平安時代に貴族が日常使用していた実物大の牛車、数多くのかさねの色目に織りなされた女房の装束、貴族や女房の部屋を彩った屏風、几帳、鏡台、棚などの調度類が復元展示されている。また32面マルチ画面による映像が上映されている。秋の部屋には宇治の地を訪れた薫が琵琶と琴を弾く大君(おおきみ)・中の君(なかのきみ)二人を月明かりの下で見初める「橋姫」の一場面が再現されている。また、宇治十帖の各シーンの説明文が書かれている。映像展示室では映画「浮舟」(篠田正浩監督作品)が上映されている。映画は人形作家ホリ・ヒロシ制作の人形とCG、実写を使って物語を簡単に説明している。 その他無料スペースには企画展示室、図書館があり、企画展示室では期間を区切って源氏物語に関わる展示がされている。図書室には多くの源氏物語に関する書籍が閲覧できるようになっている。 入場料=500円。開館時間=9:00〜17:00。休館日=月曜日、年末年始。 源氏物語の雰囲気を味わう事が出来るが、物語を知らないと訳が分からないだろう。また映画で簡単に宇治十帖の説明がされるが、ムチャクチャ簡単に要約されているのでこれも物語を読んでいないと訳が分からないと思われる。廊下に源氏物語の登場人物の簡単な説明が書かれているが、この説明がなかなか面白い。基本的に源氏物語を知っている人が行く所である。 訪問時のツーレポ ● 2003年06月 東海ツーリング |