島根県 隠岐 |
白島展望台 | 浄土ヶ浦 | 壇鏡の滝 |
ローソク岩 | 那久岬 | 赤尾展望台 |
国賀海岸 | 明屋海岸 | 天川の水 |
木路ヶ崎岬 | - | - |
白島展望台(しらしまてんぼうだい) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★ | |
展望台からの眺め |
最北端に突き出た岬の白島崎と白島、沖ノ島、松島などの小島を合わせて呼ばれる白島海岸。この海岸線を見下ろす高台に建っている展望台がこの白島展望台である。沖ノ島は天然記念物のオオミズナギドリの繁殖地として有名。 これらの海岸や島は板状アルカリ石英粗面岩からなっており、風化や海食作用が特異な景観を作り出した。その色彩がやや白味を帯びているところから白島という名が付けられた。また、この白島から浄土ヶ浦までたくさんの小島や岩場があり、その数が九十九で百に一足りないことから「白島」と名付けられたとも言われる。 駐車場から展望台までの100mは遊歩道が整備されており、障害者のためにスロープも設置されている。展望台の反対側の高台・200mのところに灯台が建っている。またこの辺りの海岸線を鑑賞する遊覧船も運航されている。 展望台からの眺めはなかなか見事で晴れているときに訪れたいところ。遊覧船には乗っていないので比べられないが、展望台からでも十分その景観は楽しむことができる。灯台からの展望はほとんどないし、灯台も普通のものなのであまり行く意味はない。展望台からの眺めを楽しむだけで十分だろう。 訪問時のツーレポ ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング |
浄土ヶ浦(じょうどがうら) | |
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★ | |
海岸からの眺め |
島の東部に広がる約1kmの海岸線で、隆起や浸食により造られた景観が続いている。浄土のように美しいと言われたことからこの名前が付いた。洞門や岩礁がつらなる海岸線には遊歩道が整備されており、展望台や休憩所、キャンプ場もある。 景観のいいところで、静かなところでのんびりとするにはいい感じだが、わざわざ期待して訪れるようなところでもない。海岸は岩場なので海水浴はちょっとつらいかもしれないが、海はとても綺麗なところ。 訪問時のツーレポ ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング |
壇鏡の滝(だんぎょうのたき) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★ | |
二つの滝 |
那久川の上流にある壇鏡神社の二条の滝(雄滝、雌滝)で日本の滝百選にも選ばれている。またこの水は日本名水百選に指定されている。 壇鏡神社の鳥居から300mほど奥にある社殿の後ろに高さ40mの二条の滝があり、右が雄滝、左が雌滝。雄滝は滝の後ろから眺めることができる裏見の滝とも言われる。滝壺には隠岐の固有種・オキサンショウウオが生息している。 松尾山光山寺の二代目住職の慶安が夢のお告げを受けてこの二つの滝を見つけ、そのさらに上にある源来の滝のそばで発見した神鏡を祀ったのが壇鏡神社の始まりと言われている。 境内には日本名水百選に指定される水が流れており、ペットボトルで持ち帰ることができるが、200円と有料。また、この水は島に大長寿が多いことから、長寿の水、また勝者の水とされ、島の牛突きの角合わせではこの水で清めて大会に臨む慣習がある。 滝までは細い山道を進んでいかないといけないので、人が多いときは離合がうっとうしいかもしれない。滝はなかなか迫力があるが、撮影する場所がなかなか難しい。シーズンはどうか知らないが、辺りはあまり整備されているという感じではない。 名水百選に指定されているんだが、あまりいい水という感じではない。結構不純物が混ざっているのは、地下水とかではなく川の水をそのままひいているのだろうか?それに水をくむのに200円というのはちょっとなめている感じがする。高すぎだ。本当に払っている人はどのくらいいるんだろう?せめて「寄付をお願いします」とかにすればいいのにねえ。 訪問時のツーレポ ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング |
ローソク岩(ろーそくいわ) | |
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★ | |
上の展望台から見るローソク岩 |
尾白鼻の沖合500mのところにある高さ20mのローソクの形をした奇岩。 岩の先端に夕日が重なると巨大なローソクに火を灯したように輝く。尾白鼻園地の展望台からも見ることができるが、約800m下ったところにローソク岩展望台がある。残念ながら夕日と重なった写真を撮るには展望台からは無理で、観光船に乗る必要がある。 まさしくローソクの形をした岩であるが、灯がともったような写真を撮るには遊覧船に乗らないといけないというのがちょっといただけない。しかも遊覧船の料金もかなり高いし・・・。確かに綺麗な写真が撮れるなら考えてしまう感じだが、これは懐具合との相談だろう。 訪問時のツーレポ ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング |
那久岬(なぐみさき) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★ | |
昔の灯台と今の灯台 |
神功皇后が立ち寄ったという伝説が残る岬。また、古くからの隠岐島海路の要所で灯台が設置されている。隠岐からの夕日の一番のスポット。 展望台から灯台まで遊歩道が整備されており、眼下に日本海を一望できる。また、展望台には明治時代に設置された灯台が復元保存されている。 ちょうど遊歩道の工事中だったため灯台までは行けなかった。また朝一だったので夕日の風景は分からないが、たしかに夕日の時に来ればなかなかいい感じかもしれない。 訪問時のツーレポ ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング |
赤尾展望台(あかおてんぼうだい) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★ | |
国賀海岸を見下ろす |
隠岐の景勝地・国賀海岸を見下ろす展望台で、摩天崖、天上界、通天橋などを一望できる。 赤尾スカイラインとよばれる道路の終点に展望台が設置されており、国賀海岸を一望できる。スカイラインの途中は放牧地になっており、牛や馬の姿を見ることが出来る。 国賀海岸を代表する摩天崖、通天橋を見下ろすことが出来るので、眺め的にはここから見るのが一番いいと思われる。駐車場の位置からは何も見えないので先端の展望台まで行かないと見下ろすことが出来ない。 途中が放牧地になっているので糞が山のように落っこちているので注意が必要。また、道路に牛や馬がいることもあるのであまりとばさない方が無難だろう。 訪問時のツーレポ ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング |
国賀海岸(くにがかいがん) | |
内容=★★★★☆ お得度=★★★★★ | |
通天橋と摩天崖 |
西ノ島の西海岸にある景勝地で、257mの切り立った絶壁の摩天崖(まてんがい)、巨大な岩の掛け橋の通天橋(つうてんきょう)などがあり、国の名勝及び天然記念物に指定されている。 約7kmの粗面玄武岩の海岸線で、何十万年の長きにわたる風や波の浸食作用によって様々な景観を作り出された。「摩天崖」と名付けられた絶壁は高さ257mと海蝕崖では日本一の高さを誇り、「通天橋」と言われる巨大な岩の掛け橋は石の中央部が海蝕作用によってえぐりあけられたもの。明暗の岩窟(あけくれのいわや)は延長250mの自然が造り出した天然のトンネルで、「鬼ヶ城」は断崖絶壁に取り囲まれたところ。他にも天上界、竜宮城、乙姫御殿、観音岩などと名付けられた奇岩や景観が広がっている。 摩天崖から通天橋の間に遊歩道が整備されており、約50分(摩天崖から40分、通天橋から60分)の行程で途中放牧地を抜けていくため、牛や馬の姿を見ることが出来る。また、遊覧船に乗って海から様々な景観を眺めることが出来る。 隠岐に来たらやはり訪れておかなければならないようなところで、特に晴れているときにこないと意味がない。雨が降っていたりすると眺めも半減してしまうだろう。 遊歩道は単純に257mの高低差があるので、摩天崖から下ってくる方が無難。ただし帰りのことも考えていかないといけないので最悪往復しないといけないことになる。全行程歩かなくてもそれぞれの場所から少しずつ奥に入っていくだけでも雰囲気は味わえる。ほんとは全行程歩きたかったが、往復で2時間はつらい・・・。 時間やお金に余裕があるのなら遊覧船に乗ってみるのもお奨めかもしれないが、自分は乗っていないので何ともいえない。遊覧船だと摩天崖の下から見上げたり、通天橋の下をくぐったり出来るようなのでおもしろいかもしれない。 訪問時のツーレポ ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング |
明屋海岸(あきやかいがん) | |
内容=★★☆☆☆ お得度=★★★★★ | |
海岸からの眺め |
中ノ島の東海岸に広がる景勝地で、赤褐色の奇岩と紺碧の海の美しさが神秘的なコントラストを見せている。 砂浜はほとんど無いが、夏は海水浴場としてにぎわい、また脱衣所や炊事場、トイレが整備されたキャンプ場としても利用される。 景勝地としては普通といった感じ。石の海岸なので海水浴としては余り向かないかもしれないが、キャンプを兼ねてやってくるにはいいところかもしれない。 訪問時のツーレポ ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング |
天川の水(てんかわのみず) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★ | |
天川の水のわき出し口 |
奈良時代天平時代に僧行基が発見された湧き水で、日本名水百選にも選ばれている。 奈良天平年間(729〜749年)に僧の行基が隠岐行脚の際、木陰の洞窟から音を立てて流れる湧き水に霊気を感じ、天恵の川と名付けて清水寺を建立したと言われている。明治時代の廃仏毀釈により一時廃寺となったが、その後再建された。 湧き水は日本名水百選に指定されており、1日400トンの水がわき出ている。135世帯、約300人がの方たちが生活用水として利用しており、日量200トンが消費されている。 寺とは名ばかりの建物なので普通に走っていたら気が付かないくらいのところで、自分は2回も前を通り過ぎたのにわからなかった。海岸線から300mくらい道を入ったところにあり、道路脇に車を止めるスペースが作られている。 水量は豊富でとても美味しい。近所の世帯はこの水を家庭に引いているせいかよくあるように汲みに来ているという人がいるわけではなさそうだ。近くまで来るのなら寄ってみたいところ。 訪問時のツーレポ ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング |
木路ヶ崎岬(きろかさきみさき) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★★★★ | |
でっかい方位図? |
中ノ島の最南端の岬で、知夫里島と西ノ島を間近に、晴れた日には遠くに大山を望むことができる。夕日や漁り火の景観も美しい。 岬の先端には灯台が建っており、なかなか眺めはいい。夕日の時間にやってくる方がいい感じだ。 灯台の手前の駐車場には大きな方位図が描かれているんだが、ここまで大きなものを書かなくてもいいだろうという感じだ。ただ道路標識と同じようなもので描かれているのでしばらくしたら消えてしまいそうな気もする・・・。毎年書き直しているんだろうか? 訪問時のツーレポ ● 2006年05月 隠岐・能登半島ツーリング |