高 知 県

展示館・行楽地・イベント

幡多郷土資料館 坂本龍馬記念館 龍馬歴史館

幡多郷土資料館(はたきょうどしりょうかん)
内容=★★☆☆☆ お得度=★★☆☆☆

お城の形の資料館

最上階から四万十川を見下ろす

土佐一条氏の居城であった中村城(為松城)跡に立つ資料館。愛知県の犬山城をモデルに建築された天守閣風の資料館の展望台からは四万十川、東山、市街地を一望することができる。
1階は自然・科学資料、2階は歴史資料、3、4階は考古学資料、5階は民俗資料、6階は展望台となっている。土佐一条氏にまつわるものや居城の中村城、明治の社会主義者・幸徳秋水に関する資料が展示されている。また四天王寺・聖徳太子御所佩の剣、正倉院・呉竹鞘杖刀、法隆寺金堂・持国天の模造七星剣など希少な七星剣なども展示されている。
開館時間=8:30〜17:00、拝観料=310円。

城の形をしているが、中村城をイメージしたものでもなく、建っている場所も全く違うので、天守閣の形をした建物を考えた方がいい。城跡に建っているので結構資料が多いと思ったが、歴史的資料はあまり展示されていない。それよりも自然や考古学的資料の方が多い感じがする。城に興味があってここを訪問した場合はちょっと物足りない感じになるかもしれない。
展望台からの眺めはとても良く、眼下に流れる四万十川や山々など一望することができる。ただし4階から上はエアコンが効いていないので夏に行くとかなり暑い。
市町村合併で町名が変わっているのにまだこの辺りの変更が成されていないのは早くどうにかした方がいいだろう。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年07月 真夏の四国へ
坂本龍馬記念館(さかもとりょうまきねんかん)
内容=★★★☆☆ お得度=★★★☆☆

記念館の建物
明治維新で活躍した坂本龍馬生誕150周年を記念して企画された資料館で、桂浜と太平洋を見下ろす高台に建てられている。
地下1階には龍馬関係の図書2000冊が備えられており、ビデオコーナーでは龍馬関係のビデオが常時放映されている。地下2階には龍馬の手紙が解説と併せて紹介されており、その他にも龍馬死亡時の血染めの掛け軸や龍馬の使用したピストルなどの複製品が展示されている。2階には海援隊メンバーや関係者の語る龍馬像が紹介され、ここの展望台からは眼前に広がる太平洋を一望できるようになっている。
開館時間=9:00〜17:00、特定日以外無休、入場料=400円。

坂本龍馬のみにスポットを当てた資料館で、興味がある人にはおもしろいところかもしれない。乙女に宛てた有名な鹿児島新婚旅行の手紙など多くの手紙を見ることが出来るのもなかなかおもしろいが、全部読んでいくとかなり時間がかかる。
建物は現代建築といった感じでちょっと変な形をしているが、内部に関してはそれほど違和感はなく、展望台からの眺めもなかなかいい感じ。

訪問時のツーレポ
 ● 2006年07月 真夏の四国へ
龍馬歴史館(りょうまれきしかん)
内容=★★★☆☆ お得度=★★☆☆☆

歴史館の正面玄関
船中八策のシーン

明治維新で活躍した坂本龍馬の33年の生涯を等身大の蝋人形で再現。土佐藩の成立から慶応3年(1867年)11月15日近江屋の襲撃まで26の場面で説明している。
紹介されている場面は以下の通り。
1. 建依別(たけよりわけ)に男ありき、2. 長宗我部時代から山内時代へ、3. 遠祖、百姓から商人・新規郷士へ、4. 龍馬誕生、5. 夜明け前の偉人誕生、6. 野市の志士達、7. 姉、乙女(おとめ)、8. 落ちこぼれ、寺子屋の龍馬、9. 河田小龍を尋ね時局開眼 10. 神田京橋、千葉道場、11. 土佐勤王党血盟、12. 姉、栄の自刃、13. 吉田東洋の暗殺、14. 勝海舟と運命の出会い、15. 岡田以蔵、16. 土佐勤王党々主武市瑞山、17. 日本商社の原型・亀山社中、18. 薩長同盟設立、19. 寺田屋の変 20、 お龍と結婚、21. 日本最初の新婚旅行、22. 後藤象二郎と会見、23. 船中八策、24. 大政奉還、25. 新撰組、26. 近江屋の惨劇
この他にも高知県関係の著名人や世界の偉人などの蝋人形も展示されている。
営業時間=9:00〜17:00、年中無休、入場料=1050円。

蝋人形がかなりリアルに作られているのでなかなか見応えはあるが、龍馬の生涯は一般的に有名な話を元にして作られている感じ。まあ、新たな事実がわかってきたとしても作り替えるのはかなり大変だろうからねえ・・・。途中の説明文などをしっかり読んでいくとかなり時間がかかってしまうが、これを見ればおおよその龍馬の生涯が理解できる。一度は見てみてもいい感じなんだが、入場料が高すぎるのがちょっと難点だ。
他にも世界の偉人コーナーに世界の有名人の蝋人形が置かれているんだが、その選出の基準がよくわからない。これを作った人の好みなんだろうか?

訪問時のツーレポ
 ● 2006年07月 真夏の四国へ