徳 島 県 |
かずら橋 | - | - |
かずら橋(かずらばし) | |
内容=★★★☆☆ お得度=★★☆☆☆ | |
隣の橋からみるかずら橋 |
徳島平野を貫流する四国三郎吉野川の上流祖谷谷川は、四国の霊峰剣山に源を発する渓谷で、谿は極めて深い。このため祖谷川を挟んで両岸に集落が出来てからもお互いの間の往来は阻まれていた。この住民達が工夫の末編み出したのがこのしらくち蔓で作ったかずら橋である。 伝説では弘法大師が当地巡行の際に始めたとも、久平家が讃岐屋島の戦に敗れてこの地に逃げ込んだ時、源氏の追っ手を防ぐ為断ち切りやすいこの橋を平国盛が考案したとも言われている。 以前は毎年熊谷など一千メートル以上の山に自生する直径8cmもあるしらくち蔓を12月の初め頃に採集し、3週間あまりを費やして架け替え作業を行っていた。大正12年通学生の為に板の吊り橋が出来てからは3年に一度の架け替えとなった。以前は10以上あったかずら橋も現在はこのかずら橋と東祖谷山村の奥祖谷二重かずら橋の二つを残すのみとなっている。 かずら橋は長さ45m、幅2mで、高さ14mの渓谷の上に架けられている。現在はワイヤーで作られた吊り橋に蔓を巻いて作っている為、切れるなどの心配はほとんどないといって良い。また、かずら橋のすぐ隣に通常の橋が架かっているのでこの橋を渡らずとも対岸に行くことは出来る。 渡橋料=500円、開設期間=4〜1月。 かなり有名なのでネタ的に渡ってみると行った感じ。一度は渡ってみて体験してみた方がいいだろう。ただ金額が高いので、写真だけ撮りたいのであれば対岸に行ってから出口あたりで写真を撮れば十分かも知れない。橋の写真を撮るなら横の橋の上からが一番良く撮れるしね。 橋自体はワイヤーが入っているので切れるという心配はないと考えていいが、橋自体に隙間が多くてかなり歩きにくく、結構恐い。出来ればちゃんとした靴での渡橋をお勧めする。断じてつっかけやハイヒールで渡るものではない。 訪問時のツーレポ ● 2003年7月 中国・四国ツーリング |