カンボジア ノーザンエクスペディション

アンコールワットを目指して

カンボジア・バイクツーリング・旅行・旅の情報&レポート

プノンペンからメコン川に沿ってタイの国境近くまで北上し、シェムリアップのアンコールワットまでの走行。途中は今までの海外ツーリングと違い高速で走るような所は少なかったが、とても走りごたえのある道でした。地元の生活道というような所を走り、カンボジアの生活を実感できました。(^o^)

参加者はかんさん、うえのさん、うしおださん、ささきさん、自分でした。

2004年12月25日〜2005年01月04日


全走行距離 910km



アンコールワットの前で


途中のホームステイした家の家族達と


メコン川に沿って走り抜ける(提供:佐々木氏)


夕焼けに赤く染まるアンコールワット

 夏にアフリカツーリングを計画していたが、人数が集まらず断念。やはりどっかに行きたいと思ってチェックしていたのはカンボジア。年末年始のツアーはクルーズインターナショナルのツアーしかない。そう考えていると、エジプトで一緒に参加したかんさんから冬のカンボジア・ノーザンエクスペディションツアーに参加するという連絡が入り、自分もそれに参加する事にした。
 そして12月中旬になって案内とチケットが到着。かんさんから「なんかうえのさんも参加するみたい」とのメールが入り、確認してみると参加者の名前にうえのさんの名前を発見。メールで確認してみるとやはり参加するらしい。カンボジアのツアー参加者の内3人がエジプトツアー参加者だった。その他には二人いるが、そのうちの一人はアウトライダーの編集者の人で同行取材をするらしい。
 今回はサポートカーが同行しない、何かあった場合、救援が到着するには最低12時間かかる、マラリアなどの伝染病の危険性があるなどかなり恐い文章が並んでいる。ちょっと不安になってくるが、普段行かないような所に入っていくので楽しみでもある。果たしてどんなツアーになるのだろうか?

今回同行した佐々木氏の写真をアップしています。
写真展はこちら


今回のルート

現地情報

今回の旅行での自分なりの確認情報です。間違っている場合もあるので参考程度に確認下さい。

ガイドブックにはかなり危険とか書かれていますが、思った程危険は感じないです。もちろん最低限の注意は必要ですが・・・。田舎の方は特に問題ありません。ただ、ゲリラなどの活動はあるらしいのでそのあたりは注意が必要です。
ODAなどの活動によって日本人は好感を持たれている事もあり、反日感情というものはあまりないようです。

道路は現在整備が進んでいて、一部舗装されています。しかし所々穴とかが開いているので気をつけた方がいいです。田舎の方に行くと砂になったりかなりでこぼこになったりするので、前のバイクとの車間は十分にとって走った方が良いでしょう。不用意に砂煙に突っ込むと穴に落ちたりします。(^_^;;

今回お腹を壊したのは自分と佐々木さんくらいでしたが、原因がよく分かっていません。他の三人は無事でした。冷たい飲み物はほとんど取らず、飲むのは暖かい物がほとんどだったのが良かったのかもしれません。氷はどんなところでも飲まない方が無難でしょう。食べ物は基本的に問題ない感じでした。

洗濯した後、エアコンを入れたりしていれば薄手の物であれば一日で簡単に乾きます。出来ればドライ生地のものを持って行って毎日洗って使った方がいいかもしれません。コインランドリーなどは有りません。
最終日に泊まるホテルでは洗濯(ドライクリーニングではない)を依頼できますが、かなり安いので頼んでもいいかもしれません。今回自分の物を含めてジャケットなど10点くらい出して2ドルでした。

物価は日本の1/4位の感覚です。(1ドル=4000リエル)地方では水は一本500リエル、街の方で1000リエル、観光地で2000リエルと言った感じです。観光地では普通に倍とかの値段で売っていますので注意。ちょっと「え?」という表情をするとすぐに値段を下げてきます。(この辺りは本文を参照下さい)そのあとは交渉次第です。ちなみにアンコールワットでは水やココナッツジュースが2000リエルでした。
土産物も値段があって無いような感じです。子供達がわらわらと寄ってきますが、場所場所によって値段がかなり違います。参考までに書くと絵はがき(10〜12枚)=1ドル、Tシャツ=1.5〜2ドル、スカーフ=1ドル、テーブルクロス=5ドル、ガイド本(コピーの製本)=1〜2.5ドル、写真集=2ドル、ブレスレット3つ=1ドルと言った感じです。最低限の値段という物があるよう何度か交渉しているとだいたい分かってきます。

オートバイやトゥクトゥクの値段はほとんど交渉していないので相場は分かりません。ちなみに一番安かったのがホテル〜空港で5ドルでした。距離にもよりますが、通常は高くて3ドルくらいではないかと思います。一日ワゴン車(8人乗り)を借り切って35ドルと言う事なので、一日いるんだったら借り切った方が得なのかもしれません。

今回のツアーは基本的にアンコールワットに到着後、翌日の夜に帰るというものでしたが、出来ればもう一泊した方がのんびりと観光できて良いです。一泊追加してもホテル代は2500円(ツインルームだと二人でこの値段)くらいしかかからないし、食事を合わせても5000円もあれば十分でしょう。時間に余裕が有ればもう一泊する事をお奨めします。最高級ホテルに泊まりたいというのであれば15,000円〜150,000円くらいするそうです。

今回の参加者のホームページ

クルーズインターナショナル 今回のバイクツアーの主催会社のホームページ
Easyな日々 今回の参加者・かんさんのホームページ

あれば便利なもの

通貨・・・・








防寒服・・・・・


虫除け・・・・・

バッグ・・・・・





懐中電灯・・・・


健康飲料・・・・




健康食品・・・・


トイレットペーパー


予備バッテリー・


証明写真・・・・


現金は全部で2〜3万円(バイク保証金含む)くらいあれば問題ないという感じでした。(土産別)土産代も併せて3〜4万円くらい米ドルにしておけば大丈夫でしょう。自分は一泊多かった事もあり、今回330ドルほど使いました。
現地通貨ははっきり言ってほとんど必要がないです。地方に行った時に水を購入したり、チップに使うくらいなので10ドルくらい(40000リエル)換金しておけば良いと思います。換金時、枚数は多くなりますが、1000リエル札が多い方がよいです。せめて5000リエルまでにしましょう。残った場合は土産などでリエルとドルを合わせて使う事も出来ます。
夜は寒いのでスウェットスーツなどがあったほうがよいでしょう。特に山の上に滞在した時はかなりの寒さでです。ちなみにプラ・ビハール寺院では寝袋に入っても寒かったです。
蚊が結構がいる上、北部地域はマラリアの感染の危険性があるので虫除けや蚊取り線香は持って行くべきです。
荷台も付いているので70L位の荷物を積載する事は可能でしたが、道がかなり荒れているのでしっかり固定できるようにロープ類はちゃんと持っていきましょう。また、弁当を運搬する必要があるので、ネットなど、固定できるような物があると便利です。(自分は一度弁当を落としました)
また、チャック類は砂で壊れてしまいやすいのでこまめに水などで洗った方がよいかもしれません。
ホームステイ先などでは電気がない事がありますので(おそらく無い)懐中電灯が必要です。ヘッドライトが一番便利だと思います。目が慣れるとそれなりに見えますが、やはり大変です。
お腹を壊したときなどのことを考えてポカリスウェットなどの粉末剤を持って行った方がよいでしょう。一日一袋では足りなくなる場合があります。荷物に余裕が有れば一日二袋計算で持って行った方がよいです。ちなみに今回はみんな在庫が無くなりました。もし少ない場合は初めのうちは水だけで我慢しましょう。
お腹を壊した時などの栄養分補給の為、カロリーメイトなどの非常食を持って行くと何かあった時に助かります。下痢になると食べても全部出てしまうし、栄養が吸収されにくいので・・・。(T^T)
お腹を壊した場合には必ず必要となります。(^_^;; またトイレに紙がない場合も結構あるので準備していった方が無難です。トイレに行く時はトイレットペーパーを持って行きましょう。
充電が出来ない場合があるのでデジカメなどを使用する場合は予備バッテリーを持参しましょう。どの程度撮るかにも寄りますが、せめてバッテリーは2セットあった方が無難と思います。
ビザ取得に写真がいりますが、アンコールワットの入場証明書も二日以上のパスには必要になってきます。記念用に購入するつもりなら事前に持って行った方がよいです。