初心者でもわかる?
AF一眼レフカメラ

機関誌 Vol.11 90〜93ページ

<ツーリングクラブ”らいらっく” No.16 王将男>


 ちゃ〜す!AF一眼レフカメラにはまりつつあるおーちゃんです。Vol.7から「趣味講座・鉄道」なるものを書いていることで、鉄道写真には前々から興味を持っていました。しかし、カメラを買うタイミングがなかったのですが、ばった屋(ディスカウントストア)で安いAFカメラを見つけてしまい、次の日には買っていました。
 それから、前回の「中古一眼レフカメラだぞ〜」を読み返しましたが、写るんですがカメラとして使用していた私には難しく、やっぴー師匠とY水師匠にいろいろなアドバイスをしてもらいながら少しずつ理解しています。まだまだ未熟な私ですが、「初心者でもわかる?AF一眼レフカメラ」をお送りします。
(1) AF一眼レフカメラって何?

AF(オートフォーカス)とMF(マニュアルフォーカス)の違いは、前回にY水先輩が書いていましたが、初心者の私では判りにくかったので付け足します。
AFとMFというのは、ピントを合わせる機能別のことで、MFはファインダーを覗きながらピントを自分で合わせる方式で、AFはファインダーにある中心の枠に合わせた物をカメラが自動でピントを合わせてくれる方式で、バカチョンカメラと同じになります。
☆AF(オートフォーカス) 単なるバカチョンと違い、バカチョンの機能と、それ以外に自分で色々なイメージで写真を撮ることが出来る。(別項参照)
廉価版の一眼レフでズームを使用するとAFがワンテンポ遅れてしまう。そしてピンボケもバカチョンよりなりやすい。面倒な操作が嫌いな人には向いている。
☆MF(マニュアルフォーカス) ピントは自分で操作する。他の設定でシャッター速度と絞りについてはそれぞれの優先モードのAE機能や両方ともカメラ側で設定してくれるプログラムモードや、両方とも自分で設定するマニュアルモードがあり、AFではこの全部の操作の組み合わせが可能です。
(2) 一眼レフの基礎知識

前回の「(4)買おうかなと思ったら」に載っています。しかし、実際に使用する前から読んでみると判りづらいですが、写真を撮っていくうちに判ってきます。この中でカメラの項目にある機能はAFでは全部使用できます。
一眼レフカメラは、レンズの選択によって本来の機能を引き出すと言われているぐらいで、レンズを購入するときが一番悩んでしまう所だと思います。しかし、自分が撮影するパターンによって購入するレンズは決まってくるので、その時にあれこれ悩むのも楽しみのひとつになります。ここで、人に相談して決めるのもいいですが、多くの人の意見を聞き過ぎて、どのパターンが自分に合っているか迷ってしまうこともあります。それが私の現状になっているのでゆっくりと落ち着いて考えようとしています。
ここだけでは判りにくいと思いますので、次にそれぞれの機能について説明します。

○カメラ本体
1. プログラムモード 絞りとシャッター速度の両方をカメラ側で設定してくれるので、ピントだけを合わせるだけでよい。
2. 絞り優先AE 絞りだけを自分で操作して撮影する。このときのシャッター速度はカメラ側で設定してくれる。
3. シャッター速度優先AE 絞り優先AEの逆になる。シャッター速度だけを自分で操作して撮影する。このときに絞りはカメラ側で設定してくれる。
4. マニュアルモード プログラムモードの逆になる。絞りとシャッター速度の両方を自分で操作して撮影する。私はこのことをMFと思っていて恥をかいた。
○レンズ
1. 絞り値 俗に言う「f値」のこと。この絞りの意味が判ってないときれいな写真が撮れない。
シャッター速度が早くなるほど、絞りは反比例して小さくなる。シャッター速度と絞りが適正の状態(プログラムモード)で撮影すると、バカチョンと同じような写真になるが、絞りを大きくすることでピントの合う範囲が広くなり、旅行先や記念写真などの全体を捕らえた撮影ができる。逆に、絞りを小さくすることでピントの合う範囲が狭くなり、人物などにピントを合わせているときに、背景をぼかす撮影ができる。
そのために、絞りの小さいレンズになるほど色々な撮影ができるが、その分は値段が高くなる。
2. 単焦点レンズ レンズの倍率が変わらないもの。小さくて軽い。f値が小さい。写真が比較的きれいにできる。
ポートレート、記念写真、風景などの構図が決まっている撮影に向いていて、特に夜景や室内などの暗い場所での撮影は、f値が小さい方がいいので向いている。逆に向いていないのは、被写体が動いているものや、構図の拡大縮小が必要な場合。
近い倍率のズームレンズと値段は変わらないが、f値が低めであるので、1、2本持っていればよいと私は思う。
3. ズームレンズ レンズの倍率が変化するもの。大きくて重い。f値が大きい。写真のできが単焦点ズームより落ちる。
被写体が動いているものを追いかけるときには特に向いている。ほとんどの撮影に向いているが、ポートレートのようなきれいな写真が撮りたいときには単焦点の方がよい。28mm-300mmまでをカバーするレンズを持っておけばよい。
4. マクロ(近接) 被写体の小さいものを撮るのに必要な機能。
花や昆虫などの撮影に用いられ、マクロ付きという表示がされている場合と、されていない場合がある。
MACRO1:6や1:4:5と表示されているが、ピントのあった状態での被写体の接写倍率で、大きいほどいいもので高い。
(3) 撮影テクニック

◎ 記念写真 色々なパターンの構図で撮影する。一番簡単に思われる撮影ですが、撮影者によりかなり奥が深い写真ができる。
やっぴー師匠の写真と比べるとよくわかる。人物と風景のバランスで構図の取り方が変わり、撮影者のセンスがわかる。

人物を中心にした写真(お〜ちゃん撮影)



よく見かける撮影方法
撮影している場所がわかりにくい
風景を取り入れた写真(やっぴー師匠撮影)



よく見かける撮影方法
撮影している場所がわかりにくい
風景を取り入れた写真(やっぴー師匠撮影)



看板にある平尾台の感じが出ている
この場所に行ったのが見ている人にも伝わる
風景写真(お〜ちゃん撮影)



MF・マニュアルモードで撮影した写真
今のところ一番まともな写真
◎ 鉄道写真 ピント、シャッタースピード、構図が特に神経を使う。被写体が動いているので、自分のイメージ通りの写真ができにくい。私はこのためにAF一眼レフカメラを購入した。
鉄道写真の失敗例(お〜ちゃん撮影)



DD51が写真全体に収まっていない
鉄道写真の失敗例(お〜ちゃん撮影)



電信柱があるので気動車がかくれている
鉄道写真の失敗例(お〜ちゃん撮影)



気動車が小さいのでどれが被写体かわからない
(4) AF一眼レフカメラの購入ポイント

最初からカメラにはまるとわかっている人であれば、ニコン、キャノンをすすめます。ニコンはよく知らないのでいえませんが、キャノンならEOS5の本体価格が十万前後のものが機能も充実しているので手頃です。
レンズはズームレンズで24か28mmから300mmまでをカバーでききればよくて、2本ぐらいで済むはずです。あと、かわいい女の子を撮りたいときは、35、50、85mmぐらいの単焦点レンズを持っておけば完璧です。
取り敢えずAF一眼レフカメラがほしい人は、中古か型遅れのものでもいいでしょう。カメラ店やばった屋で4〜7万ぐらいでズームレンズ2本付きで売ってます。

○ AF一眼レフカメラ購入例(王将男編)

ミノルタα-3xiPとシグマレンズセット(35-80mmと70-210mm)を39,800で購入した

   ↓

AF50mmF1.4かAF50mmF1.7をポートレート用に購入する(以下予定)

   ↓

300mmの望遠ズームレンズと三脚を鉄道写真用で購入する

   ↓

お金に余裕ができればプログラムフラッシュを購入する。

   ↓

冬のボーナスでミノルタα-707siを購入する(AF28-85mmF3.5-4.5と縦グリップなどのオプションも!)
◎ 本体

◎ 単焦点レンズ

◎ 標準ズームレンズ

◎望遠ズームレンズ
α-3xiPとα-707siの2台

AF50mmF.14かAF50mmF1.7

シグマレンズ35-80mmF4-5.6DLとAF28-85mmF3.5-4.5

シグマレンズ70-210mmF4.5-5.6UCとAF75-300mmF4.5-5.6
たぶんここまで実行すると思いますが、この頃には私も初心者から初級者ぐらいには腕を上げていたいです。
「初心者でもわかる?AF一眼レフカメラ」は終わりますが、これから”らいらっく”でカメラにはまる人が増えると思いますが、九州ツーリングの帰りのフェリーでできたカメラ倶楽部の代表(やっぴー師匠)とY水先輩に聞けば、まじになって教えてくれます。
私もこれから日本橋に行くときは、パソコン、CD,ゲームに続いて散策するネタができて、また衝動買いすることでしょう。

次回作の予定は、お〜ちゃん、バイY水の二人で送る「だれでもさわれるWindows」でお会いしましょう。
ほんなら、またね!!

あ、そうそう、やすだああ
あああああ...まじやな!