これでカンペキ! 上級者パッキング |
岩はん、中やんのオタク講座 |
寿「着替えにプリムスにランタン、そうそうテントとシュラフも・・・、え〜ん!バイクに荷物が積めないよ〜!」 中「ど、どうした、トシちゃん?」 岩「また訳の分からんモン持って行こうとしとるんじゃろ、どれどれ」 〜ガサガサ、ゴソゴソ〜(←荷物をまさぐる音) 中「別に、これと言って、」 岩「不必要な物は無いのう。フリスビーとか液晶テレビとかランボーナイフとか」 中「でも、ロングツーリングに行くのにみんなこれぐらいは持って行くんとちゃうか?」 岩「結局は積み方次第、パッキングは要領じゃけん」 中「と言う事で、今回は上手なバックパッキングの方法の・・・」 寿「はじまりぃ、はじまりぃ〜〜!」 中「90年夏と93年秋のやっぴーを例にとると、成長の跡が良く分かる」 岩「なるほど、93年はだいぶキレイに積んどるの。それにコレやったら走っている時に荷物がズレたり、落ちたりせんわな」 寿「う〜ん、なるほど、じゃ、早速・・・」 岩・中「ちょいと待った!」 安「そのとおり、まずバックに荷物を詰める所で間違うと、後からイタイ目に遭うねんぞ」 中「(だんだんやっぴーもレギュラー化してきたな)OK、ほなバックに荷物をつめていこか」 岩「”コース”や”モトフィズ”の防水バックを使うヤツが多いな。でもワシはそんなモン使わんな」 寿「何で?あれは便利どすえ」 安「いや、いくらジッパーの部分を折り曲げても水は入ってくるし、意外と荷物がたくさん入らへんねん」 中「そやし、普通のボストンバックがええぞ、どっちを使うかは人それぞれやけど。実は俺もやっぴーに教えてもろたんや。」 安「まあな。(大威張りぃ)バイクで走っている時に使う可能性の高い物、レインウェア、トレーナーをバックの中にしまったらあかんぞ」 中「トレーナーはちょっと寒い時に着るからな。タンクバックの中に入れておく手もある」 岩「小さめ、と言うても限度があるけどバックを二つ用意して、片方にキャンプで使う物、もう片方に着替えやその他の物を入れてもええんじゃな」 中「衣類など雨に濡れては非常にマズイ物はゴミ袋に入れてからバックにしまうこと。ついでに言うと、使うもの別に袋に入れておくと整理がしやすい」 寿「そっか、ランタンとストーブ、コッヘルなんかは一つにまとめ・・・、あ〜、ポリ袋が破れた!」 中「たまにそういう事もあるから、”モンベル・スタッフバックセット”やイスカの”スタッフバック・キッド””ギアバック”があるからそれをかってたらええな、それぞれハイドロプロとハイパロンやから完全防水」 吉「イスカからはLサイズのスタッフバックがあるから僕はシュラフを入れてるよ。大きさは27×60cmとビックサイズ」 岩「どもY水さん。それとコツは風呂セットの中に着替えを一セット入れておくんじゃ。普通、お風呂から上がったら着替えが多いやろ?」 中「でもトシちゃんは俺たちより着替えが多いやろ?」 寿「なんで?」 中「えっ?・・・そやかて、ぶっ、ぶっ、ぶっぶら、ぶら・・・」 安「でへへへ、ブラ(ピーー)があるもん。トシちゃんは」 寿「キャーーッ!!やっぴー何してんのよーーー!!」 ぱ〜〜〜〜んち!! |
岩「あ〜あ、地の果てまでブッ飛んどるのー。さて、話を元に戻すぞ。シュラフはバックに入れてもええけどテントは別に積んだ方がええ」 中「キャンプした翌朝、雨が降ってるとするわな」 寿「なるほど、テントの中で荷物を片付けないと濡れてしまうしね。でも岩はんはバックを二つに分けてテントも入れるんじゃないの?」 岩「じゃけん、ワシはそこを”泣いとる”んじゃ。キャンプ酔うのバックも防水対策しとるしの」 中「全部はカンペキにはできへんからな。”ここはしゃあないな”と言うように”泣き”をどこらでつけるか、それは個人で考えてや。何でもカンペキにせなあかんヤツはやったらええけど、その考えを人に押し付けるな」 安「(復活!)ほんで最後にザックカバーを掛けるとバッチリ!」 中「ザックカバーはアウトドアショップに行けば色々ある。イスカやモンベル、ジャックウルフスキンなんかが主流や、大きさは80Lぐらいがええな」 安「俺は大きめのまな板をバックの底に入れて右の図みたいにならん様にしようと思うねん」 岩「それはええ考えじゃの、キャンプでもマナ板は大きい方が便利じゃし」 寿「エミリィはマナ板持ってなかったような気がするけど?」 安「エミリィは、皆とキャンプするときは誰か持ってるし、一人の時はいらん、と言ってる」 中「つまりそこで”泣い”とる訳やな。しかし、この図みたいに端がたわむから荷物が安定するような気がするんたけどな?」 寿「そういう事で、バイクに荷物を積んでみよう!」 岩「まずワシから。オフロード車はシートが狭いけんの、わざと両端をたわませたロープを前後から掛けて荷物を固定する。キャリア代わりに折りたたみの椅子(木製)を使うんじゃ」 中「?、あー、あれは椅子か?下ろしてるトコ見たことないさかい、何かと思ってたわ。へぇー、知らんかったなー。(バカにした様な目で見ている)」 岩「やかましい!ワシは荷物を二つに分けとるから後ろにキャンプ道具、前にその他の物を積んで上に載せるようにマットなんかを積むんじゃな。で、最後にネットを被せてレインウェア、ビデオを引っかける。」 安「つまり下の図のようになるんやな」 |
中「俺のバイクはオンロードでシートもフラットやし楽やわ。ボストンバックにシュラフを入れてあるからテントを別に積むだけやな。バックだけをネットで固定してその上にテントを置く。右のタンデムステップのステーから左側の荷物掛けフックへロープを引っ掛けて、もう一度右のタンデムステップのステーに戻す、左も同じ」 寿「えっ?ロープを二本使ううんどすか?それより岩はんみたいにしてナンバープレート・フックを使った方がよろしおすえ」 中「それは使ってるけどな。ただ、ナンバープレートはリアフェンダーに固定されてるやんか?」 寿「うん、それは知ってる」 中「俺のバイクはフェンダーの後ろの部分だけが別にボルトで止めてあるんや。で、大きい力が掛かるとマズイんだな、NSの時は良かったんやけど」 寿「ナンバープレート・フックを付けるときは自分のバイクを一度確かめた方がいいみたい」 岩「で、下の図のようになるんじゃな」 |
安「だから何でそんなロープの掛け方になんの?」 中「えっ、それは横ブレ防止用。走ってる時に前後にずれることはほとんど無いけど、左右にズレることが多いからな。アンタもそうやろ?」 安「な〜るほど、それでか。一応聞いとくけどな、今回の規格は北海道へ行くつもりで話をしてんねんな?」 岩「おっと、言ってなかったのかの?んでも、ドコ行くんでも同じじゃぞ」 中「いろいろ試したけどロープが外れんようにするんはこの方法がベストやったわ。ただ、バイクによって違うから自分で試してみてや」 寿「私のバイクのシートは後ろが段になってるけど・・・」 岩「そういう時は荷物を上へ上へ積み上げるようにするんじゃ。最後にネットやロープで押さえつける。後は同じじゃけん」 中「ネットやけど、特にバイク用にこだわる必要はないぞ。カー用品店で売ってる車用のキャリアネットはバイク用より太くて丈夫」 岩「結局、柔軟な考えが大事じゃ。絶対こうやらなイカン!、と言う事は無いけんの」 寿「・・・バックを乗せてテントを積んで、そうそう、私のテントはアクシーズクインじゃなくてダンロップなんよ」 岩・中「まあ、勘違いもあると言う事で・・・」 寿「ネットを被せてロープを掛けて、と。最後にレインウェアとジャケット、トレーナーをネットの間に詰め込んで、で・き・あ・が・り!」 中「・・・ん?トシちゃん、それいっぺん下ろしてみ」 寿「はぁ?そんなのお茶漬けサラサラよ。・・・あれっ?これがこうなって・・・、あ〜っ、ネットとロープがもつれた!」 岩「やっぱり(笑)」 中「よくネットやロープの色を統一しようとして、同じ色のを買う人がおるけど、それはよくない」 岩「そうそう、トシちゃんみたいになるぞ。ネットとロープは色違いにした方がええんじゃ。からまってもすぐに見分けが付くようにの」 寿「ライダーやチャリダーはこんな風にすればいいけど、JRerの人はどうなるんかな?」 安「例えばまゆみちゃんやともみちゃんがJRで旅行に行く時のバックの詰め方は、参考にできるよ。ただ、片手だけは空けとかなマズイ」 寿「何で?」 岩「雨降りの日にカサをさすのに困るじゃろ」 安「まっ、JRerでキャンプはせえへんやろし、俺らよりは荷物は少ないはずや」 中「以上、こんなもんかな?今回は6ページにも渡って長編企画やったな」 岩「んで、次回の企画はの・・・」 寿「何かして欲しい講座があれば言ってね!ご意見まってま〜す!」 中・岩「・・・」 |
*制作・監修 *Assistant *Regular Guest *Special Thanks |
GAN & NAKA Co. Ltd. Tosi Yappie Y-mizu |