近頃のソロ・ツーリング事情

機関誌 Vol.10 58〜59ページ

<中野一号・やっぴー>


● ある日の電話、

  や「やっぱり、俺はソロ・ツーリングには向いてへんわ」
  中「そうか?俺は結構好きやで」



第一部:ソロ・ツーリングの楽しさ

大人数で行くか一人で行くかは人好き好きでしょう。僕自身はツーリングはなるべく一人で行きたいっすね。(北海道は除く)ソロならではの利点を幾つか挙げてみましょう。

*出発までのランドリー(だんどり)

時間ができたのでツーリングに行こう→九州に行こう→キャンプ道具を持って行けば何処でも泊まれるし→でもトラブルがあると困るのでメンテはしっかりやろう(ついでにパンク修理キッドとスペアレバーも持って行こう)。

と、ここまでの所要時間はたった5分。決定までが早いのが利点と言えば利点。コースや日程に反対する人もいないしね。

 肝心の旅の楽しみですが、実際はあまり面白いモンじゃないです。ただ、走りたい時に走れるし、休みたい時に休める。疲れている時に他のヤツの相手をしなくていい。など、ソロならではの自由気ままな旅が満喫できます。
 さらに(ココが重要「俺は(私は)今、独り旅に出ている。目の前には見知らぬ町へと続く道。さっ、相棒よ、もうひとっ走り頼むゼ」など、ソロ・ツーリングに
酔う事ができる。
 結局は、勝手気ままにできるのがソロの楽しみでしょう。みぞみぞは一人で走っていていろいろ得してるみたいです。第二部はやっぴーがソロの悲しさについて書きます。以上、中野一号がお送りしました。






● ある日の電話、

  中「おれな、らいらっくのみんなに出会うまでは、いつもひとりで走ってたで!」
  や「うっそー、信じられへんわ!」



第二部:ソロ・ツーリングの寂しさ

 ソロツーリングが楽しいって中野一号はいってますが、僕は逆にだめですね。だいたいソロツーリングって言うのは、きれいな景色があってもなかなか写真は撮れないし、話し相手がいないし、ご飯を一人で食べるのはおいしくないし、ツーリングでなにかトラブったとき困るし・・・。で、いいことなしっすよ。たまに一人で走ることがあるんですが、全然だめですね。
 最初の北海道に行く途中のことですが、もとぴーには舞鶴道で行くんで僕は9号線で行くことになったときは、怖くて、「な、なあもとぴー、京都廻りで行ったら結構おもしろいで!」とかいってたし、4回目の北海道のときも、雨が降っていたせいもあってとりあえず誰かに逢いたくて途中のヘルメットの中で「あーっ、みぞみぞに逢いたいよお!」って叫んでたこともあったし(マジで)、美幌、層雲峡を抜けて富良野を目指してひとりで走ってたときも、すっごく寂しくて途中の愛別でみぞみぞにすれ違ったときはうれしくてなんとか一緒に走ってほしくて、「サロマ湖のキャンプ場に行こうとおもってんねんけど、あそこどうやろ?」って聞いてきたので、「あ、あそこな、虫がいっぱいやし全然ええとこちゃうってゆうとったで!」と答えてめでたく二人で富良野に行ったこともありました。
 去年の秋、ひとりで四国に行った時のことをとしえちゃんに話したら、「やっぴー、ひとりで走ってたん?
信じられへんわ!」と言われたように、ほんとーにソロツーリングは苦手です。
 もし、ソロツーリングをしてたとしても、中野一号が言ってたみたいにのんびり走ることはなくて、思いっきりすっとばすんで(140km/hくらい)、自由気ままにっていう感じは全くないですね。
 一緒に走ってる連れが休みたいって言ったら休むし、もっと走ろうって言ったら走るし、疲れていてもできるだけ笑顔で話し相手もするし、ペースが合わないんだったら連れに合わすし、・・・。僕はそれが全然苦にならないしね。
 中野一号はバイクを相棒と思っているところが素晴らしいなあ。確かに僕もFZのことは気に入っていて、他に乗りたいバイクはないくらいだけど、バリバリ伝説のグンがCBのことをしび子ちゃんって呼ぶくらいの存在とは思ってないしなあ。藤島ののれーこちゃんがFZXのことをすーんごく気に入っているくらいの存在とも思ってないしなあ。ぶぁいくを相棒と思っているから、一人で走っていても寂しくないし、楽しいんだろうな。いや、それは本当に素晴らしいことだと思うよ!




〜ウィンディーよりひとこと〜

やっぴーってあんなに明るくて面白いことばっかり言って、みんなを楽しませてくれるけど、本当はすっごく寂しがりやさんなんだなあ。意外な一面にウィンディー、ちょっとビックリ!でもやっぴー、安心して!やっぴーがどんなに寂しい時も、つらい時も、ウィンディーが暖かく見守っているからね!涙など見せない強気なあなたなんだから、早く元気出してあの笑顔を見せてね!
ねっ、第二のか・れ・し!
(きゃっ、いっちゃった!)