やっぴーの北海道ツーリングレポート
4度目の北海道に何を得るのか?

機関誌 Vol.10 45〜56ページ

<FZ750S No.2 やっぴー>


 えーと、始めに何かかっこいいことを書こうと思ったけど、何も浮かばないんで適当に書きます。今回で四度目の北海道ですが、今までツーリングレポートらしきものを書いたことがなかったので、最近仕事も暇なので一度挑戦してみることにしました。92年の北海道のことは以前、中野がモーターサイクリストでも発表しているので、あわせて読んでいただくとさらに面白いかもしれません。今年は学生ではなくプー太郎ということで、来年、社会人になるまでの猶予期間をいかに有意義に過ごすか、というのが、今年の大きなテーマです。読んでいて眠くなる人がいるかもしれませんが、適度に写真、がんちゃんのイラストを入れて読みやすくしたつもりなので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
 今年もみんなでまた北海道に行きたいと思ってます。あとで書いてるように、どうも僕はソロツーリングに向いてないようなので、みなさん、ぜひ、一緒に走りに行きましょう!はじめて北海道に行った時のあの新鮮な気持ちを思いだして、いつかとしえちゃんが言ってたように、感動を見つけながら、また旅に出たいと思ってます。北海道は人の心を変えていきます。また、みんなが、いい経験をして、またひとつ成長すればすばらしいと思います。それでは、またね!
〜風太郎〜  
8月21日(金) 晴のち雨
 今日は朝から国税の二次試験があり、終わってから出発というハードスケジュール。京都市役所の合格通知を受け取り、ついでに親から3まんえんお祝いにもらって、午後4時37分に家を出る。綾部まで順調に走るが、あと35kmというところで大雨が降ってきて、あまりにもむかついたのでヘルメットの中で叫ぶ!
わざわざ見送りに来てくれたとっきい「せっかくの北海道ツーリングの初日やのになんでレインウェア着なあかんねん!」
とか言って大声で叫んでいたらスタンドの兄ちゃんがびびってた。夜の大雨の道を一人で走るくらいいやなことはない。あー、みぞみぞに会いたいー、と思ってたら、西舞鶴でぐうぜんみぞみぞがやって来た。「おーい!」
や「あ、みぞみぞ!今、めっちゃ会いたかってん!」
み「ようゆうわ!」
とりあえず元気を取り戻し、走り続ける。
 フェリーターミナルでは中野一号とがんちゃんが待っていた。雨にもかかわらずとしえちゃん、もとぴー、まゆみちゃん、そしてY水が見送りに来てくれた。うれしかったなあ。チケットなしでらいらっくに乗船してくつろぐもとぴーとまゆみちゃん。詳しくはがんちゃんのビデオを見てね!
 この夜は雨が降ったせいもあって、けっこう疲れててパワーのあるライダーはいなくて、みんないつもの二等船室で爆睡。どかーん!となりのみぞみぞは寝顔がかわいくて、まるで子供のようで、眠れる森の少女だった。緊張してドキドキで眠れなかった。
8月22日(土) 晴
 朝起きたら昼だったので、顔を洗いにいった。途中、ニューあかしあにすれ違った。恒例の綱引き大会はみぞみぞのチームは優勝だったが、我々のチームは一勝二敗だった。Tシャツをもらい損ねるところだったが、さいころで1の目を出してもらえた。ラッキー!うっきー!はぐきー!ウルトラクイズはみぞみぞがいいところまでいったが、結果は2位に終わった。み「めっちゃくやしい!」シャッターマンがんちゃんがんばる!
 夜のカラオケ大会は、みぞみぞがPRINCESS2の”パパ”、がんちゃんがTUBEの”さよならイエスタデイ”そして中野一号が石川さゆりの”津軽海峡冬景色”、じゃなかった松山千春の”長い夜”を熱唱。審査結果はなんと、がんちゃんが準優勝でした!
8月23日(日) 晴のち曇
 3時45分、小樽に入港。夕べは2時半頃まで翌日のコースの打ち合わせをしていたので、じぇんじぇん寝ていない。「新日本海フェリーをご利用いただきましてありがとうございます・・・」のアナウンスがうるさい!
 港におりると、山口の山本が迎えに来てくれていた。うーん、いいやつだ!いつものところで記念撮影した後、それぞれの行き先へ旅立った。山本、中野一号、がんちゃんはリーソクで富良野へ。かんちゃん、みぞみぞと僕は北大のポプラ並木、支笏湖のダート、霧のオコタンペ湖、海部俊樹に出会ったコケの洞門を通り、苫小牧のうまい回転寿司を食べた後、夕張を目指す。
嶋のおばちゃん・りさちゃんと(家の前で) 先にたどり着いたかんちゃんと僕は、嶋のおばちゃんのところで今年もとうきびをご馳走になった。しばらくするとおくれてみぞみぞがやって来た。警察の人と遊んでいたらしい。とうきびとスイカを食べながら近所の小学生のりさちゃんとみんなで記念撮影した後、とうきびとさんまをお土産にもらって夕張を後にする。(ちなみにサンマはみぞみぞが落としてしまい、結局食べられなかった・・・)
 夕張からはダートの桂沢林道を通り、芦別へ抜け、富良野の麓郷へ向かうのだが、この林道が長い!なんと40kmのダート。けっこうフラットなんやけどね。
み「あの橋越えたら、舗装道路になるで!」
や「・・・ならへんやんけ!おいっ!」
という会話を何回くらい続けただろう。(ちなみにこのことで一晩、なんでも言うことを聞いてくれることになった)途中、昨日の疲れもあって何度も眠たくなったので、無線機を使ってしりとり歌合戦を始めた。
 夕方、やっとラベンダーライダーハウスにたどり着いた。ここはこの町では一番大きい麓郷デパートの裏にあり、ジンギスカンは食べ放題、メロンも食べられて、フロものぞけて、なんと1500円となかなかグッドなライダーハウスです。(一部偽りあり)
      〜麓郷デパートご案内〜

   B1・・・・食料品売り場
   1F・・・・婦人服売り場
   2F・・・・紳士服売り場
   3F・・・・日用雑貨
   4F・・・・電気製品・おもちゃ売り場
   屋上・・・ゲームセンター・遊園地

            (あーうそうそ)
 夕食の時に、横浜のセローの女の子二人組のみわこちゃんとゆみこちゃんと知り合う。結構ノリのいい子で話してて面白いので、昨日1時間しか寝てないのにもかかわらず、寝るのがもったいなくて、遅くまでみんなで話してた。みゃーこがする中野一号のモノマネは大爆笑で、今年はこれがはやった。ゆーみんの怖がり方もかわいかった。
 この夜は、近くの滑り台の所にみんなで星を見に行った。前にも行ったけど、ここで見る星は本当にきれい。吸い込まれそうな真っ暗な空に、星がいーっぱい!まるで、宝石箱をひっくり返したようで、ろまんちっくー・・・。
8月24日(月) 晴のち雨
スリックタイヤになってしまっているまっちゃんのZXRを指さすロバ山口、みゃーこ、やっぴー、かんちゃん(左から) 白いTシャツがまっちゃん 中野一号、みゃーこの二人で仲良くウソ踊り。なぜか家元はみゃーこ。
一方、そのころ、がんちゃんは・・・。 朝から青空の見える晴れのいい天気なので、富良野をうろつくことにする。ライダーハウスの前で記念撮影をして出発。展望台、八幡丘、中の沢小学校に行った後、みんな別れてツーリングをする。とは言っても、かんちゃん、中野一号、みぞみぞと僕の4人とも無線機を持っているので、交信しながらそれぞれの所へ向かう。ロケがいいので、富良野にいればどこでもみんなと話すことができて面白かった。
ふらのプリンスホテルにて。新館ができたのでここにはだーれもいなくてよかったなあ。緑もいっぱいだし、みどりはいるし・・・。(なんのこっちゃ!) このときはいい天気でした。 無線で話ながら走っていると、みぞみぞが近くにいることが分かったので、しばらく一緒に行動することにした。み「やっぴーと
ふたりっきりでふらのプリンスホテルに行くのが夢だったの・・・!」と小悪魔のようにささやくみぞみぞ。じゃあ、とりあえずスイートルームで一泊するかな・・・。や「電気消す?」み「ううん!」あ、全部うそです!
 ゴッホの丘、一本の木に行って、みぞみぞと別れた後、中富良野で中野一号を見つけ一緒に昼食。さきに僕が出発して今日の行き先の菅野を目指すが、東大演習林辺りで雨が降ってきたので雨宿りしてたら中野一号とがんちゃんがやってきたので一緒に行くことにする。
夕食はマーボドーフとカレーライス。このころにはもう雨もやんでいて、ビールを飲みながら温泉に浸かったりして結構くつろいでいた。雨が降らないように晴れ乞いのおまじないをカンペキにして、寝ることにした。
                晴れ乞いのおまじない

やっぴーの”ジャムパンの法則”に従い、テントは全てフライシートで覆い、テントの周りに溝を掘り、レインウェアの用意をする。神様は意地悪な人(人かなあ)が多いので。こうしておけば、「おっ、雨に備えているな。へっっへっへっ、晴れにしてやろーっと!」とお考えになるという法則を利用した画期的なおまじないである。これで翌日はめでたく晴れのいい天気になるという。
8月25日(火) 晴のち曇のち雨
 二日程まともに寝ていないので8時半頃まで寝てしまった。朝食はパンとコーヒー。くつろいでいるとサイフがないことに気づいた。ついでにカメラのフィルムも無い!うーん、こりゃ大変ということで昨日走った道を戻ることにした。どこで落としたか全然見当が付かないのでとりあえず警察に届けてから路面を見ながら富良野まで走った。一方、そのころ、がんちゃんは・・・。なにが悲しゅうて2回も狩勝峠を通らなあかんねん!結局、財布は南富良野のG.S.で見つかり、フィルムもラベンダーライダーハウスで置いたままのが見つかった。さて、ここまでは良かったのだが、このあとの予定までは考えていなかったので、一瞬途方に暮れる。昼食を富良野の唯我独尊という店で食べながら(ソーセージカレーがうまいと聞いたので)、今日の行き先を考える。
 た麓郷のラベンダーでもいいけど、同じところに泊まるのがいやなので、足寄の大阪屋食堂に行くことにした。
で、また今日来た道を引き返す。
何が悲しゅうて二日間で3回も狩勝峠を通らなあかんねん!霧の狩勝峠を熱唱する伝説の男になってしまった。
 大阪屋では昨日菅野で横でテント張ってたやつに会い、いろいろ話した。疾駆北す倶楽部で有名なヌプチューンのウイスキーを酒屋さんで見つけ、写真を撮る。
8月26日(水) 晴
 いい天気なので元気に出発する。昨日XLRの兄ちゃんがシオワッカという新しい名所があるというので行ってみたら全〜然おもしろくなかった。(行っても仕方がないよ)そのあと別に行かんでもいいのにオンネトーに行った。でも、初めてオンネトーが綺麗に見えたし、後ろに見えるなんとかっていう山も綺麗に見えたので良かった。で、帰ろうとしたらCB(パクちゃん)とTDRの兄ちゃんに「ここまで来たら温泉にいかなきゃ!」と言われ、無理矢理連れて行かれた。湯の滝は少しぬるかった。
 このあと屈斜路湖の和琴に行く途中、中野一号のモノマネをしているヘンな人がいるなあ、と思っていたらがんちゃんだった。そのまま二人でレストハウスのおやじに行き、いもだんごを食べた。
 がんちゃんは今日の行き先の多和平に直行する。僕は一度も行ったことのない開陽台に行くことにした。ところが標識の通りに走っていたのに間違えてなぜか裏摩周に出てしまったので、一応見るだけ見てまた開陽台を目指す。あーいらん時間を過ごしてしまった。開陽台はうわさに聞いていたほどのものではなかったが、たどり着けたのはうれしかった。しぼりたての(?)牛乳だけ飲んで多和平に向かう。
 多和平ではいつものところにテントを張り、いや、張るのを手伝ってもらい、みんなが来るのをがんちゃんと待つ。無線を聞いていると、なんと摩周から中野一号とかんちゃんの声が聞こえてきた。すごーい!やっぱり北海道では電波はよく飛ぶようだ。
星を指す、みゃーことやっぴーの二人 二日前にみゃーこ、ゆーみんとここでキャンプしようと約束してたので楽しみにしていたら、夕方二人揃ってやって来た。うれしかったなあ!夕食の買い出しはがんちゃんを留守番に置いておいて、みんなで行くことにする。夕日に照らされたキミのかわいい笑顔に僕はずっとドキドキしてた・・・。
や「みゃーこ、見てごらん。きれいな夕日だよ・・・。」
み「きゃあ、前見て走ってよ!」
 弟子屈に行く途中、ZXRのまっちゃんがやって来たとがんちゃんから無線で連絡が入る。夕食はおいしいお好み焼きで大成功!夜はみんなで道に横になって星を見る。流れ星がいっぱいでかんどー!トイレでおばけがみゃーこを襲う。なぜか、喜んでいる男が4人。寝る前、テントのそばをタマゴをくわえて走っていくキツネの姿を目の当たりにする!
8月27日(木) 晴のち曇
どこかの人がテントの外で「うわあ、そっごくきれいな朝日だよ!ほらほら!」とうるさいので、展望台に上がることにする。かわいい寝起き顔のみゃーこ、ゆーみんときれいな朝日を見る。太陽がオレンジ色でまんまるなのでスーパーボールみたいできれいだった。双湖台から見える阿寒の山々も見えたし。
 朝食はホットケーキを食べて、今日の行き先を決める。みんなはここに残るが、富良野で後輩のかわいいしましまかよぴーが待っているので、みんなの反対を押し切りそっちへ向かうことにする。なんて優しい先輩なんだろう!
 もんほんとーにかりパチ峠はいやなので、層雲峡を通っていくことにする。美幌峠は曇っててあまりよくなかった。途中愛別でみぞみぞに出会った。みぞみぞはサロマ湖のキャンプ場に行くと言っていたが、みぞみぞと走りたいし、一人で富良野に行くのも寂しいので、
や「中野一号がゆうてたけど、サロマ湖のキャンプ場な、虫だらけで最悪らしいで!」
み「うっそ〜!やめとこー!」
とかうまいこといって、めでたく一緒にラベンダーに行くことになった。よかった!(今年よくわかったけど、僕は絶対にソロツーリングに向いてないのかもしれない・・・)
 美瑛、富良野と一緒に走り、富良野のいつものバイク屋のモンスターでブレーキパッドを交換し、タイヤ交換に時間がかかるのでCBR250Fの代車を出してもらいラベンダーに向かう。250の四発はすっげー乗りにくい!
ラベンダーで再会の、かわいい後輩のかよぴー、エミリィ ラベンダーで弟と合流した。わけのわからん林道を走ってきたらしい。しましまは女性専用ルームで一人寂しそうにしていた。夜、かよぴーと仲良く富良野の街にお土産を買いに行った。ついでにみぞみぞが”愛しのエミリィ”と紹介されているロードライダーを買い、バイク屋でFZに乗り換えて麓郷に戻る。
 この日はあまり元気のいいやつはいなくて、しーんとしていた。みぞみぞにロードライダーを見せたら、すっごく喜んで、
エ「今日から私のことはエミリィーってよんでね!」
これから北海道で会う人にはこの記事のコピーを配るらしい。
8月28日(金) 晴
 朝方、雨が降っていたので8時まで寝てしまった。ラーメンととうきびを食べて、近くの店でとうきび、かぼちゃ、メロンを買って送って出発する。みぞみぞは鹿の子へ、かよぴーは最北端へ、僕はみゃーこ達と待ち合わせている平取町のドライブインユーカラを目指す。途中、みぞみぞから旗を2枚いただき、ナイトスクープでも取り上げられたUFOの基地を探索し、昼頃ユーカラに着く。
ウソ踊り家元の中野一号、みゃーこ。 昼寝をしていると「おーい!いとるかー?」とがんちゃんがやってきた。がんちゃんに昨日の夜、てんぷらがどーのこーのとかいう話を聞いてむかつく。
 6時頃無線が入り、みんなが到着。感動の再会なのに、みゃーこに「あんただれ?」といわれ、寂しかった。だれかのむかつく話し方にキレる。
 平取温泉に行き、夕食はドライブインでみゃーこ、ゆーみんお奨めのきとびろラーメンを食べた。きとびろというのは、たしかアイヌネギっていったっけなあ。とにかくいままで北海道で食べたラーメンではこれが一番おいしかったです。みなさんもぜひ食べてみてくださいね!
 食後の運動は自動販売機の前でフリスビー。夜中にセローでパジャマでタンデム。ふかふかしてたなー。夜は遅くまでレディスルームで話してたので、寝たのは2時頃だった。
8月29日(土) 晴のち曇
みゃーこがいなくなって、気の抜けてしまった中野一号。 かんちゃんが午前6時に出発だが、あまりにも眠いのでシュラフの中から見送る。朝から仲のいいまっちゃんとゆーみん。今日でみんなとはお別れなので、みんなで記念撮影。それからユーカラを出発して国道との交差点でみんなと握手して別れる。いつか、また会えることを約束して・・・。みゃーこが少し涙ぐんでたのがかわいくて、涙をふいてあげた。
中野一号は「おれのツーリングはこれで終わりや!」と言っているように、みゃーこがいなくなって気が抜けたようになっていて、しばらくユーカリでがんちゃんと連泊するらしい。僕は一度行ってみたかった襟裳岬を目指す。
 8月なのに寒くてジャケット、Tシャツを着ても足りないくらい。北海道はもう秋なのかなあ。襟裳岬はみんながいうよりはきれいに見えた。オバケが出るので有名な百人浜、黄金道路を居眠りしながら走る。今日は浦幌町のミッキーハウスで泊まることにする。途中、国道なのに橋が架かってないところがあり唖然とする。本では読んでいたけど、まさか自分がこんな勘違いをするとは思わなかった。ミッキーハウスのジンギスカンはおいしかった。
8月30日(日) 晴のち曇
 ミッキーハウスで同じ部屋にいた東京の人に宮島岬の行き方を教えてもらい、今日はそこに行くことにする。途中、釧路湿原展望台でTSの弟に会う。宮島岬に一人で行くのは怖いものがあったので、一緒に行くことにする。宮島岬は当然のことながらダートである。それはいいのだが、雨の日の翌日というのは悪かった。あまりにも道がハードすぎて断念。必死で(いや、ほんまに)Uターンして帰ってきて、入口の所で写真を撮って帰ってきた。
和琴のボート乗り場にて。いい天気でよかったなー! そのあとコッタロ湿原に行き、メーターケーブルを落として探して多和平に行き、夕方和琴にたどり着いた。
 和琴でみぞみぞに教えて貰った店でおいしいいもだんごを食べた。かよぴーが言ってたとおり、レストハウスのとは全然違ってて本当においしかった。
和琴露天風呂にて。風が強くて、とても怖かった・・・。前に来た時は熱くて入れなかったのに、今回は言いお湯でした。エミリィも入ればよかったのにね! バンガローの前でFZを洗っていると、なんか見たことのあるCRMやなあって見ていたらなんとエミリィ(みぞみぞ)だった。二人の出会いは運命なのかなあ!感動の再会!
 夕食はまたジンギスカン。弟はスパゲティ、エミリィはカップラーメンを食べてた。
 雨が降ってたけど、風呂に入りたいのでレインウェアを着てエミリィとタンデムで弟と一緒にコタンの銭湯に行った。無理矢理エンジンブレーキかけたりなんかしてね!
 夜は同じバンガローのVTとKDXと5人で話してた。10時頃、エミリィと和琴の露天風呂に行く。寒がりのエミリィはせっかく水着を持ってきたのに入らず、足だけつけていた。結構言い湯加減でよかったなあ。バンガローとテントで無線で話す。
8月31日(月) 晴
みぞみぞ転倒!(実は立ちゴケ) 朝は霧で美幌や津別が全然見えなかったけど、10時頃になったら晴れてきた。久しぶりに晴れたので、綺麗な写真でも撮ろうとエミリィと二人でいろんなまぬけなポーズをする。朝食はもちろんいもだんご。昨日行った店とは違うエミリィの言ってたおいしい店で食べた。ここもおいしかった。
津別峠のダートを走るCRMとFZ。頂上の入口まではフラットなダートなのでONでも行けるでしょう。途中からは砂利が深くなるので、足つきの悪いバイクに乗ってる人はやめた方が・・・。 とりあえず津別峠に行くことにする。途中、弟、エミリィが相次いで転倒。峠の頂上付近のダートは深かったが、トランザルプの兄さんに「FZは無理じゃないですか?」とか言われながらも無事たどり着いた。我ながらたいしたもんだとと感心してた。帰りは林道を走っているところの証拠写真を撮りながら走る。出口で弟、エミリィと別れる。
津別峠展望台にて。左からやっぴー弟、KDX、やっぴー、エミリィ。和琴で買った帽子を(3人おそろいで!!)かぶっている。 今日は以前泊まったことのある留萌みつばちハウスARFに泊まることにする。途中、ハイビームで走ってきたへんなRZV500に抜かれた。あまりにも凄い勢いで抜いていったので、白バイかと思いびびった。ARFでは行きのフェリーで一緒だったZZRがいて主(ヌシ)になっていた。ノリの違うやつらが多かったので、夜は風呂もご飯も一人ですませ、寂しいのでみゃーこに電話した。相変わらずの元気な声で話してくれたのはうれしかった。藤島のれーこさんも元気にしてた。暇なので、絵ハガキ、日記を書く。夜はすごい雨だった。
9月01日(火) 晴
 朝からRD500の男と話し込むが、昨日ものすごい勢いで抜いていったRZVのやつだとわかりびっくり!エストレアねーちゃんを見送り、CB400と出発する。
 久しぶりの日本海だなあ。増毛でいつもの写真を撮り、雄冬岬を今回は攻め、厚田村まで行く。CBとはそこで別れ、ダートを通って月形町へ向かう。今日は夕張のおっちゃんのところに行くのだ。途中の道にはキツネがいっぱいいておもしろかった。岩見沢から夕張に抜ける道は相変わらず快適でよかった。
 嶋のおっちゃんのところには1時頃着いた。しばらくしたら中野一号、がんちゃん、エミリィが来た。あとはかよぴーだけだ。とりあえず嶋商店から歩いて5分くらいのところにある幸せの黄色いハンカチ広場キャンプ場にテントを張る。
 夕食はおばちゃんがどーんとごちそうしてくれるようなので楽しみにしていく。家に入ると食べきれない程の手料理がテーブルにのらないくらいに並んでいる!イカ、サケ、ほっけ、ふき、にぎり寿司、とうきび、メロン、サラダ、ビール、コーラ・・・と、今までの北海道ツーリングで一番ご馳走だった。銭湯が閉まってたのでお風呂にも入れてくれた。いやあ、本当にうれしかったねえ。夕張は僕たちの

ONE OF THE ふるさと

ってとこかな!北海道に行って、僕たちが遊びに行くのを待ってくれている人がいるていうのはなんかうれしいね。10時頃とうきび、イカをお土産にもらってキャンプ場に戻る。キャンプ場で隣のテントのおっさんにお裾分けしたらとても喜んでもらえた。
 キャンプ場ではとうきびの芯でキツネに餌付けし、ビデオに収めるのに大成功。キツネがコンコンと鳴いているのを初めて聞いた。天気が悪くなりそうなので僕のテントは早々と炊事場の所に逃げ込むが、一人だけみんなと離れたところにいるのが怖くてエミリィと無線で話しながら寝る。
 島谷かよぴーが来れないのはかよぴーのお母さんから電話があって事故ったからということが分かった。大丈夫かな・・・。心配だけど、かよぴーの伝言通りツーリングを続けることにする。かよぴー、早く治して元気になってね!
9月02日(水) 雨
遊園地を乗っ取った四人組。足下がラフでしょ? カラスのうるさい鳴き声に起こされた。朝食はまた嶋のおばちゃんにごちそうしてもらう。今日はあまり天気が良くなさそうで、今にも雨が降り出しそうなので石炭の歴史村遊園地で遊ぶことにする。クレーンゲームでヘルメットの形をした時計、かっぱえびせん、ぱんつを取るのに熱中する。遊園地は一日券を買い、3人で遊園地を貸し切り、ジェットコースターに何回も乗ったりする。まあ、もとは取っただろう。しかしレインウェア着て、ヘルメットをかぶってサイクルモノレールに乗ったりしたのはたぶん俺たちだけだろうなあ。あーなさけない。
 夜、エミリィはフェリーターミナルでキャンプ。僕たちはいつもの小さな旅の博物館で泊まることにする。久しぶりにたまさん、Fのコードが弾けないワンワンさんと一緒に歌を歌う。スケボーで電話しに行き、ついでに中野一号の電話の邪魔をしに行く。
9月03日(木) 晴のち曇
 7時出発の為、6時頃起きて準備する。見送りは青森のごまちゃんだけしてくれた。(誰も起きてこないでやんの!)
 フェリーターミナルではエミリィがポールポジションだ。らいらっくの中では盆休みでいないはずの伊藤さんがなぜかいるのでびっくり。かよぴーが事故で怪我をして先に飛行機で帰ってしまったので、余ったチケットをがんちゃんに売ることにした。
そこまでして食うか?!しかしこれほど揺れて元気な表太、炭坑夫、中野一号、なぎらの気が知れん! 前日の低気圧の通過で船はゆれゆれでやっぴー、エミリィ、がんちゃんはゲロゲロ。ZARDの「揺れる思い」とか「時代」とかがいいBGMだったかもしれない。(ゆれる〜おもい・・・まわるまわる〜よ・・・)そんなに揺れているのにぜんぜん堪えてないのが中野一号と中野一号が2、3日前にユーカリで知り合った越前屋表太、なぎら健壱、そして夕張で一緒にキャンプした炭坑夫だった。4人でテーブルを囲んでマージャンをしているのにはまいった!僕たちは起きあがることもできなくて、寝転んで上を向いたまま3人で酔い止め薬を飲み、おやつを食べながら話しているのに・・・。昼、お腹が空いたので船酔いしているにもかかわらずレストランに行く。が、あはりこの状態でサーロインステーキ、ヒレカツ、豚汁はハードで(あたりまえか)、食べられずに二等船室に持ち込み、横になって食べる。まさに執念!いや執念に勝る食欲か。この日は風呂にはいるのが精一杯で、洗濯物をたたむ元気もなく、枕元に散らかしたまま寝る。
9月04日(金) 晴のち曇
越前屋表太となぎら健壱 翌朝目が覚めると揺れはかなりおさまっていて気分が良かった。それでも結構しんどかったので、とりあえず洗濯物だけたたんでまた寝る。動き回って遊ぶことができないのでエミリィにいらんことばっかりして(手がパクパク)、とうとう縛られてしまった。でも縛り返したりしてね。エミリィってどんなにひどいことをしてもエミリィを泣かせるようなことをしても、「今のは全部ウソ。じょうだんじょうだん!」と言えば許してくれるから好き。今回のツーリングはエミリィのお陰で本当に楽しかったなあ。
 舞鶴に着く直前に越前屋表太、なぎら健壱、炭坑夫たちと馬鹿なポーズして記念写真を撮る。
 4時頃下船。4人で綾部まで一緒に走り、そこでエミリィと別れる。夜、としえちゃんがぜひ僕たちに会いたいというので、あつかましく家におじゃまし、今年の北海道の反省会を開く。翌日仕事なのに堺から匿名希望のK.K.さんが来ていた。げんきだねえ。うちに帰る途中、比叡山のレピーターでY水が「どーも、おつかれさんでした!」と、迎えてくれた。R1のビッグボーイのところで中野一号、がんちゃん、かんちゃんと別れ、ウチに着いたのは11時30分だった。
< 後 記 >

 というわけで、1年目、3年目の次の面白かったツーリングでした。多分富良野でみゃーこ達に出会えたお陰でしょう。そんじゃ、またね!最後まで読んでくれてありがとう!

総走行距離=だいたい2,000km
総 費 用=だいたい10万円
燃   費=だいたい20km/L

舞鶴フェリーターミナルにて