メンバーズコネクション

機関誌 Vol.09 14〜16ページ

＜やっぴー＞

〜麓郷での出会い〜

92年8月23日、4回目の北海道の初日、富良野のラベンダーライダーハウスで夕食のロバの肉を食べていたところ、女の子が二人遅れてたどり着いたんですが、それがみゃーこ（SEROW225）とゆーみん（SEROW225）でした。始めは山口が話してたけど、ノリが良さそうだったので徐々に近づいていき、いつものペースに。二人のおかげで、夕食はけっこう盛り上がった。 　かよぴーも言ってたけど、ここで見る星はほんとうにきれい。今回は滑り台のところに見に行ったけど、京都で見るよりたくさん星が見えるのが感動でした。 　夜はいろんな話をしたけど、嘉門達夫、スーパーエキセントリックシアターのネタで盛り上がって、みゃーこだけ大爆笑。ゆーみん、中野一号はついていけず。（ちなみに彼は家に帰ってから、急いでS.E.T.のCDを借りたらしい）前日の夜は1時間程しか寝てなかったけど、二人がおもしろかったので、もったいなくてみんなすっと起きていた。CBが大好きで、こわがり屋のゆーみん。中野一号の怖い話を聞かず、ひたすら身振り手振りをみていたみゃーこ。 　翌日、スリックタイヤのように溝が全くないタイヤのZXR750がとまっていたので驚いていたら、まっちゃんのだった。まっちゃんはこのタイヤでダートも攻める！しかも早い！ 　この日はみゃーこ、ゆーみんは、焼尻島、天売島を原チャで攻めるらしいんでお別れ。でも、三日後、多和平で全員集合することを約束して、中野一号のモノマネをしながら笑顔で出発していった。

〜お好み焼きが爆発！？〜

26日、多和平で待っていると、みゃーこ、ゆーみん、まっちゃんがやってきた。約束どおり来てくれたのですごくうれしかった。夕食は京都アバンティ風お好み焼きをすることになったので、弟子屈のAコープに買い出しに行く事になった。留守番のがんちゃんと無線で話ながらFZ、CBにみゃーこ、ゆーみんを乗せて走る。 「しっかりつかまっておくんだよ。でへへ」 「お、おれ、このバイクに今まで女の子乗せたことないんや。ど、どうしよう！」 と言う人が二人。（それぞれ誰が言ったかわかるかな？） 多和平から国道に出るまでの道から見える夕日がとってもきれい。 や「みゃーこ、夕日がとってもきれいだよ。ほら！」 み「きゃーっ、80km/h以上で走らないで！パシッ！」 や「いたっ、こいつ80km/hだしたらしばきよる！」 　がんちゃん多和平で無線を聞いてて大笑い。だがしかし、駄菓子菓子、無線ってホントにべんりだねー。まさか多和平から弟子屈の街まで59で飛ぶとは思わなかったなあ。（ま、直線で10kmしか離れてないけどね）みんなも早く免許取ってねー。 　売店でお好み焼きの準備を始める。まあ北海道にまで来てお好み焼きを作るバカはおらんやろ、と思ってたら、となりのテーブルで作ってるやつらがいたのはまいった。売店の中は煙だらけ。お好み焼きをひっくりかえすのを失敗するやつもいたが、おいしかったよーん、マジでマジで！ 　腹一杯にお好み焼きを食べた後、星を見に行くことにした。駐車場から売店に行く途中の道にみんなで寝転がって空を見上げる。毎年思うけど、ここで見る星は本当にきれいだねえ。流れ星もいっぱいだし。そして今にも吸い込まれてしまいそうな空に、叫んでみるんだ・・・ み「それ、知らーんかっとってんちんとんしゃん！」 　夜中に下の駐車場までトイレツアー。女子トイレで突然悲鳴が・・・！ 「キャーッ、誰かが背中さわったー！」 といいながらみゃーこが飛び出してきた。しかし、我々はオバケが出たことには驚かず、みゃーこが水着で出てきたのに驚いた。で・・・とりあえず、みんなで1000円ずつ払う事にする。今晩のおかず、ごっそさんでした。 　翌日、朝早くから朝日を見る。なぜかキレてるがんちゃん。

〜霧の狩勝峠　唄・やっぴー〜

この日やっぴーはみんなの止めるのをふりきって、かわいい後輩しまたにかよぴーを迎えに富良野に戻る。これが、借りパチ峠の伝説の男の布石となると誰が考えただろう。みんなとゆっくりしたいのは、山々、川々、島々、谷々だけど、二日後ライダーハウスユーカラで再会するのを楽しみにして別れる。 　この夜、やっぴーの夕食はいつものジンギスカンで、多和平に残ったやつらはごはんにふりかけという質素な料理だったらしい。ここでは富良野駅で会った変な外人フィンランド生まれの女の子のエミリィと、やっぴーの唯一の頼れる後輩のかよぴーと楽しくすごした。エミリィにしっかり爆発のあとをチェックされ。「あんた、それどうしたん？」「いや、がまんでけへんかってん！」「マジで！？」そんなわけないやろ！

〜またまた最下位、ユーカラにて〜

28日、ユーカラに向かう。 　やっぴーとがんちゃんは一足早くたどり着き、BGMに浜省を流しながら、昨日一日の出来事を話し合う。夕食の話を聞いてむっとしている誰か。みんなは遅れて着いたが、昨日の夕食の話をするたびにケリを入れたがる誰か。 　夕食前に取り合えず平取温泉に行くことにする。この温泉は男女別々になっているが、真ん中の仕切り岩がけっこう低い。で、やっぴーとまっちゃんが、「岩に登ったら見えたりしてね！」とか言いながら二人でほんとに登ったら・・・、うや、やっぱりよそう。こんな健全ならいらっくの機関誌で言えない。絶対に言えないよなあ。だってさあ、俺たちの口って貝のように堅いからねー。（でもお湯をかけると、パカッと開いて・・・） 「・・・がタオルを持って歩いてたのを斜め前からモロに見ちゃったよ。やっぱり、5000円くらい払ったほうがいいかな？」「せ、せやなあ！」 　夕食はドライブインユーカリで食べる。ここのお勧めは、きとびろラーメンですね。きとびろというのは、確かアイヌネギとかいったっけなあ。要するに、ニンニクのことです。ま、それはええとして、やっぴーが今まで北海道で食べたラーメンでは一番おいしかったです。スープがこってりでうまい！ 　夕食後はみんなでランタンのあかりでフリスビー。暗いところが恐いゆーみん。ブレーキの修理をして、セローの試乗。パジャマ姿のみゃーこにやっぴーが乗せてもらう。思いっきりしっかりみゃーこにつかまっていたら（ふかふか）、中野一号に、ええかげんにせいと怒られた。マジで。

I LOVE YOU, SAYONARA　唄・中野一号

朝6時頃、かんちゃんが小樽に向けて出発する。眠いので誰も見送りに行かなかった。怒ってるかなと思っていたら、ゆーみんが見送ってくれたんで機嫌がよかったらしい。 　今日、中野一号とがんちゃんは連泊、やっぴーは襟裳岬、みゃーことゆーみんとまっちゃんは函館を目指すので、みんなばらばらになる。ユーカラを出発するときは笑顔だったけど、富川町の交差点では別れが本当につらかった。 ゆーみん「よかったね、いい人に会えて！」 みゃーこ「うん！」 といって握手しながらちらっと見せたみゃーこの涙には、じーんときました。グローブをはずして「俺のツーリングはここで終わりや。あしがとう」とかいって握手した中野一号もかっこよかったと思います。 　今年も大きなお土産をもって帰る事が出来ました。今年は、この三人が大きなおみやげで、俺たちにとっての大切な宝物です。みんな関東なのでめったに会えないけど、よろしくネ！それではみなさんからのひとこと。 「びろーん、それ知らーんかっとんてんちんとんしゃん！」 「ウデが曲がんないのよね〜。」 「やっちゃんは、ぷっ、ぷっ、ぷっ、プー太郎」 「つべばした。ぴったりです。おいでやす〜。」 「宮沢リエのマネ！」 「まじかいや、あーんど、まじかいや！」 「せやなあ」