ようこそ!
嘉門達夫の世界へ・・・

機関誌 Vol.08 37〜38ページ

<ひじり>

こんばんわ、日本言語学の権威で経済学士でありますひじりです。今夜は最近らいらっくの中でも大ブームの嘉門達夫を取り上げてみたいと思います。一度に全ては紹介出来ませんので、初心者のための入門編としてお送りします。
 まず、彼のアルバムの中でもかなり優れたものを4つ挙げてみます。これらを聞くとだいたい嘉門達夫の世界が見えてくると思います。

バルセロナ



小市民大全集


リゾート計画



天賦の才能
ヒラメ、ハンバーガーショップ、ひとりごと、学問、鬱、結婚しようよ、自転車、帰ってきた小市民、擬音小唄、FUTAMATA、シャンソン、ごはんをたべよう、うしろ姿、ドッチボール、家族旅行、ジャージオンマイマインド

遙かなる小市民へ、小市民、授業給食、遠足、運動会、グッズ、食生活、乗り物、お酒、夜の生活、結婚式、会話、小市民2

温度、コミニュケーション、夏でスカ、温泉はリバーサイド、勝手にシンドバット、ペンション2、プール、ふたりの昆虫採集、映画の窓、怒りのメドレー、夏のサマー、無敵の日本海外旅行、ゲーム、ジミー&ハデー(リゾート編)

アカペラな夜、んなアホな!、この中にひとり、あったらコワイセレナーデ"92、ええ話やなあ、鼻から牛乳、おすもうちゃん、つくばねの唄、よくわかる日本史、反抗期U、ブルーバレンタイン、替え唄大メドレー

〜解説〜

 えっと、解説です。全体を見て、ショートソングの数が多いという事が分かります。短い曲では15秒くらいのものもありますが、それぞれ非常に中身の濃いものになっています。にもかかわらず我々の心を捕らえたのは、「これってオレのことを歌っているのかな」と思わせたことが挙げられます。尾崎豊は、多くの若者たちのいろんな思いを歌い、大人達に訴えたということで彼らのカリスマ的存在でありました。しかし、嘉門達夫は老若男女あらゆる人々に共感を覚えさせたということで、もはや尾崎豊さえ超えてしまったと言っても過言ではないでしょう。”小市民大全集”が大ヒットしたのも当然と言えます。
 音楽的に見ても彼の才能には目を見張るものがあります。例えば”シャンソン””夏でスカ””アカペラな夜”がそうです。”シャンソン”では日本語でなんでもない言葉で、フランス語っぽく聞こえるのを集めており、”夏でスカ”では「スカ」のリズムを取り入れ、”アカペラな夜”では無意味なアカペラの声を歌詞として利用しているように、単に面白い歌詞を曲にしているだけではなく、それにあと一つ要素を加えることで高レベルのものとなっています。特に”アカペラ〜”は彼の作品の中でも近年まれに見る傑作だと私は思います。
 このように見てみると、嘉門達夫の作品の根底には非常に鋭い観察力があることがわかります。(ラジオのハガキのネタをぱくっている、ということもありまずが・・・)そして彼の作品は日本人の行動を細かく観察した研究の成果といえます。外国人に「日本人とはどのような人種か」と問われた時には、彼のCDを聞かせるのが一番かもしれません。
 私は”小市民大全集”の「お酒」という曲の中で一つだけ非常に好きな歌詞があるのであげておきます。
自分のビールグラスがからになっているのに、誰もついでくれないときはまずひとのグラスにビールをついで、あっ、この人ないなあ、って相手に気付かしておいて自分のグラスにビールをついでもらったりなんかしておーっとっとっと、なんてこといったりなんかしてね〜♪

 これは日本人は何気なくしているが、実は非常に珍しい行動だと思います。
 最後になりましたが、現在、嘉門達夫を見る事が出来るテレビ番組は以下の通りです。

 ● ラジゴメ2・金曜日の王様/中京テレビ 金曜日深夜1:00〜
 ● 嘉門達夫のお達者ワンダーランド/読売テレビ 水曜深夜1:10〜

〜特別付録 1エーネン紙幣


金曜日の王様のビデオが見たいという一はやっぴーまで問い合わせ下さい。みんなはあまり知らないと思うけど原田さとみってかわいいよ!ちなみに上の1エーネンは「金曜日の王様」でハガキが読まれたらもらえます