愛車インプレッション

機関誌 Vol.07 19〜22ページ

<ライラックメンバー>


ついにあの名薬剤師がナナハンを手に入れた日

高槻の公務員スティーブY水氏

●きっかけ
 その1
  VT1100Shadowの中古を捜していたが、3月14、15日のツーリングの時に辛抱たまらんようになって
 その2
  運命的な出会い

● 車歴
 DT50→DT125→GPZ750R

プロローグ

 前日(正確に言うと3月28日の早朝)やっぴー達とカラオケするために大和高田まで雨の中バイクで走った。ただの「あほ」だった。しかし信じてくれ!何故そんなあほな真似をしたかというと、ただ俺はらいらっくが好きなだけだったからだ。
 まあいい。そんなこと、そんなん気にしてはいないぜ。家に帰るともう夜明け前だった。ひおぴーの家で少し寝た後だったからバイクに乗っているときは眠くなかった。いや、もしかして空が明るくなり、整備と車検の済んでいる次のパートナーに期待を胸に抱いていたからかもしれない。家に帰り着き、レインブーツ(人はこれを長靴と言うが)を放りだし、俺は短い眠りに吸い込まれていった。

そして感動の出会い

 朝11時、目が覚める。もう車検から帰ってきているかな。昨日はストで幹線道路どころか裏道まで大渋滞だったので少し心配する。確認のためレッドバロンに電話する。帰ってきていた。よし、受け取りに行くぞ。JRに乗り、千里丘のバイク屋に着く。「あった!」ピカピカだ。
 バイク屋のにーちゃんに一通り説明を聞く。そしてバイク屋の店員によりエンジンに火がともった。ヒュルヒュルとといっている。まけさせたヘルメットをかぶり、走り出す。
 一路、日本橋へ向かった。あまりのシブさに道行くギャルが熱い視線を贈る。「当たり前だぜ。そのぐらいで感動されたんじゃ、本気だしたときはどうなるんだ!」そう思いながら走る。それにしてもこいつは素直だ、素直すぎる!一発で気に入った。日本橋でも熱い視線の嵐だ。まいるぜ。
 やっぴーが言っていた店と俺が前回日本橋に来たときに値切って一番安い店が実は一緒だった。「中野無線」。IcomのIC-P3Tを買った。ついでに店の人の反対を押し切りインカムも買った。ルンルンである。それからは堺筋、新御堂筋をつかって帰路につく。途中、雨が降り出してきた。やばい。慌てて家に向かった。「申し訳ないぜ。俺の相棒になって早々に濡らしちまって。」

そしてルンルン気分で家に帰り待ち受けていたものは

 家に何とかたどり着いた。まだ本降りにはなっていなかったので良かった。家にはとうとうこれからツーリングマシンから通勤・買い物用になるDT125Rもある。うちはそんなに広くないので、置く場所に困った。
 とりあえず、DTを表に出し、GPZを車庫の奥に入れることにし、押して動かした。「割に軽いな。」不幸は、その時だった。ちょっとふらっとしただけだった。けれどもその「ふらっ」とはとてつもなく重い重量を支えなければならないものだったが、いかんせん置き場所のスペースが狭いため支えきれずに「あっ、あっ」というまに「ぺきっ」をいう音と共に柱にもたれかかってしまった。
 ・・・見ると見事にアッパーカウルの一部がひび割れ、傷がいっていた。しょんぼりして家にはいると妹が「かんちゃんって人から電話があったで」という。かんちゃんに電話をかけ、事の次第を話し、ぼやいたが、かんちゃんはただ笑うだけだった。夜、やっぴーにも明日のツーリングのことで電話したのだが、笑われるだけだった。すねた。落ち込んだ。俺が悪いのは分かっている。しかし・・・落ち込んだまま・・・そのまま寝てしまった。


GPZ750R−データ

燃費:15〜17km/L(高速走行:18.4〜20.5km/L)

 クラクション車みたいな音。2000回転以上ならどんな回転でもそれなりの加速を見せてくれる。ただし、車体のしなりとハンドルの切れ込みもある。本人は気に入っているが・・・。
 他にのろけるなら、町中で普通に走っているときはヒュルヒュルという音を出すが、100km/h以上の加速ではトップガンでF-14が加速を見せるときと同じ音で、キュイーン!て音。もう癖になっちゃう。それ以上の加速ではマフラーがバババという音を出す。うーんたまらん。
 重量は乾燥重量で250kg。ただしシートが低いからか、重心が低いからか、乗っているときはナナハンを感じさせないくらい乗りやすいものです。すりぬけバンバン。スイッチ類が扱いにくい。うーん、カワサキだ。パッシングしづらい。うーん、カワサキだ。ハザードが付いている。カラーについては、本当はカワサキグリーンが欲しかったのだけれど、今年モデルの900Rは初期カラーリングで僕の750Rと同じなので良しとしよう。現在困っているのは、100km/h位でミラーがパタンと閉じてしまうこと。他はまだ何とも言えない。インプレってどんなこと書けばいいのか分からない。乗って楽しけりゃ、それでいいんだ。安全だったら、それでいいんだ。単車なんて。
 そのほか番外として5月4日、5日と鳥取、大山、出雲大社、尾道へとツーリングに出かけたのですが、その帰り、尾道〜福山間でメインスイッチが熱くなり、R2号線の真ん中で電気系統が全て止まり、バックファイヤーの爆音と共に単車が動かなくなってしまったこともありました。あとは、ホーン、タコメーター、水温計のヒューズがとんだ事。これもカワサキの単車だから?

 そういえば先日事故ってしまいました。いろいろありまして僕が罪に問われたのですが、いまでも僕は悪くないと思っていますし、罪を逃れたおばはんには謝る気なんて全然なく、それどころかこっちが謝ってもらいたい気分です。ただ言いたいのは、この日は朝から嫌な予感がしていて、DTで買い物へ出かけた方が良さそうな気がしたのです。でも友達との待ち合わせもあって急いでいたので、GPZで出かけました。その代わり、ゆっくり走っていたのが幸いしてか怪我は逃れました。皆さん直感と言うものは信じましょう。案外当たるものです。

「やっぱりスズキよね〜」 in RGV-Γ250

おお嘘つきのコンコンチキのまい子

● 車歴
 JOG→GSX→R250→NSR50→RGVガンマ

● 購入動機
 昔から憧れていたガンマのお姉さんになりたかった(うそぴよーん)
 やっぱりスズキがバッチグー。
 スズキで2ストといえばかっこいいのが他になし!!

● 長所
  ○ 足つきがよい(リアのスプリングを3段下げてもらったせいかも・・・)
  ○ かっこ良い
  ○ 男前
  ○ ハンサム(かんちゃんの弟くんには負けるかもしれん・・・)
  ○ タイヤが太い
  ○ 音が良い
  ○ オイルの臭いを満喫できる

● 短所
  × 燃費が悪い(GSXと比べるなって?!)
  × うるさいと人に言われる
  × くさいと人に言われる
  × でかいと犬に言われる
  × はっきり言ってスイングアームも片側二本出しもキライ
  × アクセルワイヤーがすぐにゆるむ(私のせい?)
  × すぐ迷子になる
  × カワサキのオイルが入っている(誰のせいやねん)

◎ 総合
 いやー、とうとうガンマに乗ってしまいました。もったいないですねえー。
 最初見たとき「ガンマもここまでおちたか・・・」という感想。
 こんな趣味わりーの、乗るヤツおんのけーと思っていた。必死で88’・89’さがしたのヨ。
 SBSでCAL-BOXスイングアームと片方二本出しを取ってくれたらガンマ買いますと、訳の分からない
 注文をしたことも・・・
 が、いつの間にか決心して届いたガンマを見に行った私の一言。

 
「めっちゃカッコエエー」

 店長さんはひっくり返っていた。さすがにAB型。
 名神120km.hであんなにブレていたのに、かんちゃんに言われて高松自動車道の自動販売機でパワー
 バンド買って付けたら150km/hでピタッと安定したわ!ありがとう。
 たまにはまともな事も教えてくれるのでっ うそうそ
 とりあえずとても気に入ってますが、みなさーん、新車で長距離ツーリング行くときはまず、慣ら
 しを終わらしてからにしましょう。走行30km/hで行くには無謀すぎます。
 と言うわけで意味の分からないインプレでした。

〜彼のX・彼女のB〜

XLR250RM(91')

 断っておくが、私がXLRを買ったのは、みんなが思っている理由とは違うと言うことをまず最初に明記しておく。まあ、女の子と林道ツーリングに行くのは間違いないですが。とにかく、ちゃんとダートを走れるバイクが欲しかったわけで、候補に上がったのが、DT200WR、CRM250R(91')、ハスクバーナ、XR、ディグリーであった。
 まず、価格でハスクが没。(70万円するんだ)次に足つきでDTが没。(洒落にならなかった)次にCRMがモデルチェンジして、全くエミリィのCRMと別物になった。これははっきり言って気に入った。ちょうど試乗車もあったので乗ってみたが、DTとまではいわないにしろ、足つきはよろしくない。うーん、と頭を悩ましていたらディグリーがリリースされた。さっそくしゅうちゃんと見に行った。おおー、足つき低いやんけ。これならスタックしてストールしてもOKだ。セルも付いてるしね。でもちょっとサスが柔らかいのが気にかかった。はっきりいって腰くだけって感じ。うーん・・・。
 再び実家のバイク屋に連絡するとXRの中古が30万、それもかなり程度がいい物が入ったらしい。よっしゃ、と思い3日後連絡するとタッチの差で売れてしまったとの事。新車だと60万近くするしこりゃセルも付いてるディグリーで決定か、と考えていたら店長が、「今度のXLRはエンジンが別物だから始動性はいいよ。それにサスも別物やし、Fに乗っているから乗れるって!」の一言でXLRに決定した。それに冒頭で書いた某女子から・・・「かんちゃん、XLR買わなきゃ!」とハッパを掛けられたこともあり、7月7日に納車となった。いきなりエンストしまくって(愛媛だよ)がんちゃんにキックしてもらったりもしたが、今ではキック一発、確かに店長の言葉は本当であった。

● 長所
  ○ 始動性良好。原チャリのキックとたいして変わらない。
  ○ 切れの良いクラッチ(これは好みが分かれるところでありますが)
  ○ 低速トルクがすごい。10mダッシュだったらFZより速い。
  ○ 低い車体。CBの半分の重量
  ○ XRと同じカラーリング
  ○ タンデムステップがフレームマウントなのでタンデムしても足が痛くならない。
  ○ 燃費が街乗りで30km/L、北海道では43km/L!
  ○ アクセルレスポンスが良い。(キャブの性格であろう)
    がんちゃんのDRはかなり重たいので乗り比べてびっくり!
  ○ 良く効くブレーキ。中野2号は効かない、と嘆いておられましたが、
    CBのブレーキに慣れてる私にとっては雲泥の差だ。
  ○ XRと同じカートリッジサスペンションはグッド。リアサスも1Gの沈みこみは良好。

● 短所
  × オイルクーラーがない。BAJAにはあるのに・・・
  × ハンドルプロテクターがない。BAJAにはあるのに・・・
  × タコメーターがない。BAJAにはある・・・わけない。
  × バッテリーがない。BAJAには・・・しつこいって!
  × 100kmで壊れそうなエンジン。(飛ばすバイクじゃないのは分かっているけど)
  × 全然グリップしないノーマルタイヤ。
  × 純正のリアキャリアがない。ディグリーはあるのに・・・

◎ 後記
 迷って買ったけど満足しています。同車種にはBAJAという人気モデルがあるのも事実ですが、BAJAという人気モデルは買うつもりは最初からありませんでした。そのうち中野二合と同じく、ライトをNSR用に換装する予定。