ツーリング、友達、
そしてこれからの事・・・

機関誌 Vol.06 47ページ

<?>


91年8月5日、今年も俺は北海道行きのフェリーに乗るために、R9を舞鶴に向けて単車を走らせていた。フェリーの名前は「らいらっく」。去年、俺がみんなと知り合った船だ。あの時たまたま鴨吉に話しかけたから、JTBの手違いで2日のフェリーになったから、いやバイクに乗っていたからこの素晴らしい仲間に会えたんだろう。北の国を旅する人は、皆ロマンチストである。自分たちの生活に戻ってもなお、こうしてあの時の仲間に会えるのも素晴らしい事であろう。
このツーリングクラブ「らいらっく」は、俺にとって一生の財産となるに違いないし、みんなともずっと友達でいたい。来年4月から社会人、つまりサラリーマンになるわけだが、毎年北海道へ里帰りするわけにはいかなくなる。たぶん君達もそうだろうね。ただ、北の国への思いはみんないつまでも持ち続けるだろう。
そこで、俺たちの中で一番若いヤツが会社を定年になったら、自営業のヤツは臨時休業にして、主婦は家庭を置いといて、全員そろって北海道へ行こう!今から30〜40年後は、みんなジジィやババァになってバイクに乗れないかも知れないけど、車ででも、JRででもええやないか!「遠い未来の約束」と、しておこうぜ。
                        夢とロマンを求めてもう一度、あの地へ・・・