とある日のT・Mちゃん

〜カラオケボックス編〜

機関誌 Vol.06 35ページ

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その日、T・Mちゃんは遅れてカラオケボックスへと行きました。ボックスの中にはY・Sくん、K・Tくん、N・Yくん、K・Tちゃん、4人しかいませんでした。T・Mちゃんは「あれ、少ないな・・・」と思いました。Y・Sくんの話では用事で帰った人が多かったそうです。T・Mちゃんはちょっとがっかりしました。女の子が少ない・・・。
T・Mちゃんはお歌が下手なので歌えません。けど男の子たちが「歌って欲しい曲があったらどんどん入れてね」と言ってくれたので、T・Mちゃんは喜んで曲番を入れていくと、残念な事にその曲を歌える人がいませんでした。
T・Mちゃんは大変がっかりしました。けど、気をとりなおして歌集をめくっていくと「ラストシーン」という曲名が目に止まりました。
T・Mちゃんは「あっ、この曲好き」と思い番号を入れてもらおうとした瞬間、画面にでかでか(?)と「ラスト・シーン」と出たではありませんか。T・Mちゃんは「この曲、この曲」と喜びました。が、しかし流れてくる曲はT・Mちゃんが期待していた曲ではなく、聞き覚えのない歌でした。
                     「???」
もう一度歌集を見ると
     「ラスト・シーン」 ハウンド・ドック
     「ラスト・シーン」 矢沢 永吉
とありました。T・Mちゃんは大変失望して「サギだ」と思ったのでした。
さて、T・Mちゃんが歌って欲しかったのはどちらでせう?