VFインプレッション

機関誌 Vol.03 36〜37ページ

<山本大先生>


V.F.ひらがなで書くとぶぃえふ。

どうだ、君たちの心を揺さぶる魂のようなSoulfulな何かを感じないか?

そう、この言葉の響きが僕にこの一言を言わせた。

   「おじさん、VF400Fインテグラください」と。

バイク屋でまたがってみる。メーターは約0006.0kmしか走っていない。新品だと考えられる。ガソリンタンクを見る。上から赤、黒、白となっている。赤の面積が一番広い。一番狭いのは黒の面積だ。当然タンクには穴も開いていないから、パテ埋めする必要は全くない。

キーを回して右手の親指がスタータースイッチを押す。「ドドドッ」という音がすると思ったらエンジンはかからない。当たり前だ。バッテリーがまだつながっていない。眉をしかめながら髪をかき上げ「フッ」などと言ってみる。実に似合わない。

中免を取って初めての400ccだ。おもむろにセンタースタンドを立てる練習をしてみる。「できた。」それを三回繰り返した。

そしてそのあとせっせとワックスをかけて2ヶ月後の納車の日を夢見てバイク屋を後にした。

                   これは1987年2月14日(ばれんたいんでえい)の話だ。
                                   ほんとうだ。


そろそろインプレッションを始めよう。

VF400インテグラ、そのサイドビューは実にFJ1200によく似ている。しかしFJ1200はしょせん空冷、水は入っていない。当然ジェネレーターもない。ここで1ポイントリードだ。足つき、これは明らかにFJ1200よりかはいい。これでも1ポイントだ。排気量は少し負けているから1ポイント落としたとしても2対1で私の勝ちだ。
ワッハッハッ。

さて、本題に入ろう。

まずエンジン、「ギューン」と回るこの音はV型エンジン独特のものだ。やっぴーはこの音が好きでVFRを買った。みんな知っているだろう。
インライン4のバイクに乗っている奴には音でどのくらいの回転数なのかはわからない。しかし僕は知っている。・・・通と呼んで欲しい。
次にマフラーだ。メガホンの2本出しだ。当時流行であった言は誰も否定することはできない。V型独特のエンジンの音をひきたててくれるのはこのマフラーのおかげだ。いつも感謝している。みんなもして欲しい。

フレームや足まわりも見逃せない。

フレームはダブルクレードルだ。それ以上は語りたくない。おっとスイングアームはアルミだ。そこまでにしておこう。

                                       次回につづく。


07月01日(日) 名阪国道で38kmオーバーで捕まった。

07月10日(火) ボーナスをもらった。
         10万円→税引後89000円。

07月12日(木) 裁判所に行った。6万円とられた。

07月13日(金) お金が1万4000円になった。
        14000−13500(ジャケット代)=500