ゲ ー ム 評 価


グランディア
対応機種:SS/PS ジャンル:RPG 発売元:GAME ARTS
内容
かなり王道的な冒険物語。最後はハッピーエンドだし・・・。
父の形見「精霊石」に導かれて幼なじみのスーと旅立つ冒険者ジャスティン。先輩冒険者のフィーナと出会い、遙か未知の世界へと旅立っていく。多くの仲間と出会い、そして別れを繰り返してジャスティンは成長していく。そして、この世界に伝わる精霊石と光翼人の謎を解明していく。

途中で中だるみのところもあるが、全体的によく練られたストーリーである。特にスーとの別れのシーンは感動ものである。特に難しい謎はなく、ちゃんと話を聞いていれば問題なくストーリーは進めていくことができる。ゲーム中を通して経験値稼ぎを行う必要もなく、敵に応じたレベルにあがっていく。ただし、戦闘中の呪文等のアニメーションが長いため、後半戦闘がめんどくさくなってくる。
グラフィック処理の関係か、処理落ちしてしまうところがあるが、すごく気になるというわけでもない。部分的にアニメーション、ボイスがある。
内容、処理等、SS版とPS版で差は見られない。セーブの時はSS版の方が早い。一回の攻略時間は50〜60時間。番外編の3つのダンジョン(ストーリーに全く関係ないダンジョン)を攻略するとトータルで80時間近くかかってしまう。
評価・感想
ストーリー  ★★★★★★★★★★(10/10点)
キャラクター ★★★★★★★★★☆(09/10点)
操作性    ★★★★★★★☆☆☆(07/10点)
総合評価   ★★★★★★★★★☆(09/10点)


友人からこれはいいと言われて購入したゲームである。思った以上にはまった。(SS版で2回、PS版で1回攻略)
特にひねったところもなく、素直に入っていけるストーリーだった。(べたべたの展開ではあるが・・・)フィーナをさらわれた後のジャスティンの行動が、一転して消極的になるのがちょっと違和感を感じた。それまでの展開から考えるとちょっと解せない感じ。この部分を除くと後は評価高い。ただし、小説版ではこのあたりの心情の説明がちゃんとされているため、ゲームをやった時より違和感が少なくなった。
戦闘中、新しく呪文を覚えたときの最初のアニメーションは「おお!こんなんか。」とか思っていいが、途中からじれったくなってくる。技関係はまだいいが、呪文関係はむちゃくちゃ時間がかかる。これが操作性評価の低い原因である。
数ある技、呪文の中で特に好きなのはスーの応援「ガンバ」。戦闘とは全く思えない感じが笑える。新しい技・呪文のレベルをあげるためにはその系統の技・呪文を使わないといけないので大変。何か他のことをやりながらゲームをやった方がいい。このアニメーションがカットできれば評価は10だったのになあ。
最後はべたべたのハッピーエンドで、エピローグまである。ちなみに小説版のグランディアではこのエピローグが少し詳しく書かれている。
このゲームをスタジオ・ジブリ(ナウシカ・トトロを作った会社)が映画化してくれると最高なのにと思う話の内容である。ゲームの始まりのスーが走っているシーンとかはいかにも映画風である。

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グランディア デジタルミュージアム
対応機種:SS ジャンル:RPG 発売元:GAME ARTS
内容
簡単に言うとグランディアのファンディスクであるが、ロールプレイングゲームになっている。各データを見るためにダンジョンに隠されたパーツを集めるようになっている。
各データは本編で使用されているフェイス表示ウインドウ、モンスターデータなどであり、ミニゲーム(8本)も用意されている。また本編の各イベント直前のセーブデータを作ることができ(27カ所)、このデータを利用してイベントを見ることができる。ただしこのセーブデータを使ってゲームを続けていくのは無理である。(レベルが低すぎるため)ダンジョンはちゃんとした内容で、結構やりごたえがあり、全部で4つ用意されている。レベルは最初からある程度高くなっている。
評価・感想
ストーリー  −−−−−−−−−−(--/10点)
キャラクター ★★★★★★★★★☆(09/10点)
操作性    ★★★★★★★☆☆☆(07/10点)
総合評価   ★★★★★★★★★☆(09/10点)


まず買ってびっくりしたのがジャンルがロールプレイングになっていること。なんで?と思って実際にやってみると確かにロールプレイングゲームだった。
ゲームは本編にもあった番外編のダンジョンみたいな感じ。レベルはそこそこあるが、熟練度が低いため、最初のうち戦闘がちょっときつい。本編のセーブデータを作ることができるので各イベントを簡単に見ることができる。本編をやったときにわざわざいろんな箇所でセーブしていたのにあまり意味がなくなってしまった。(^^;; ファンディスクと言うことで評価は本編と同じ。
グランディア2
対応機種:DC ジャンル:RPG 発売元:GAME ARTS
内容
1のシステムを引き継いだゲームであるが、1の続編ではない。ゲームの世界も人物も完全に別の物である。
鷹のスカイと共に仕事をするリュード。新たな仕事として歌姫のエレナの護衛を受けたリュードは長い旅へと旅立っていく。そして遙か昔から語り継がれる神話の謎を解明していく。

ゲームシステムは全作にかなり近いが、いろいろと変更している部分がある。ほとんど経験値かぜぎをする必要もなく、お金も順当に貯まっていく。単にストーリーを追っていけばいいと言う感じである。一回の攻略時間は30〜35時間くらいと、かなり短くなっている。番外編のスペシャルステージはあるが、1ほど長くはないというか単にアイテムを集めるのと戦闘があるくらいである。
評価・感想
ストーリー  ★★★★★★★★★★(10/10点)
キャラクター ★★★★★★★★☆☆(08/10点)
操作性    ★★★★★★★★★☆(09/10点)
総合評価   ★★★★★★★★★☆(09/10点)


ストーリーはかなり単純にしているため、ゲーム時間が短くなっている。世界設定などは異なるが、敵、味方の関係が、前作に似ている感じである。大筋では前作と同じ感じ。ただ、今回の方がちょっとシリアスっぽくなっている。今回はアニメーション部分が少ない。前作は2枚組だったのに今回は1枚だから仕方ないかな。
新しい技や魔法は敵を倒したときのポイントを使ってレベルアップするようになったため、特に使用しないとレベルがあがらないと言うことが無くなった点は良い。最初前作と同じと思って一生懸命技を使っていたのは間抜けだった・・・。(^^;; ただしやはりアニメーションが長い・・・。せめて2週目くらいはカットか、早送りできるようにすればいいのになあ。一番好きな技はティオの「乱舞・滅」かな?
ダンジョンもほとんど一本道みたいな感じなので迷うことはほとんどない。難しいところのほとんどないので詰まることはないと思われる。戦闘自体はかなり難易度が低くて、普通にプレイしていたら負けることはないだろう。スペシャルステージの大悪魔が使うデズンは一発でやられてしまうため困ったが・・・。ラスボスもなあ。エンディング後は今までの町を訪ねるエピローグとなる。

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グランディア エクストリーム
対応機種:PS2 ジャンル:RPG 発売元:ENIX / GAME ARTS
内容
戦闘システムを引き継いだだけの全く別のゲーム。
長く続いた異民族との国境戦争をようやく終わらせた新興国家ノーチス。そのある地域で生活していた地導師の父を持つエヴァンは父の亡き後その職を継ごうと修行に励んでいた。ある時、この地に起こっている精霊暴走を停止させるためにノーチス軍に協力するように依頼が来た。その勧告を無視していたが、わけのわからないまま連れ去られ、その作戦を実行していくこととなる。

登場するキャラクターは主人公の他7名で、主人公+3名のパーティーで話を進めていくことになる。それぞれのキャラで特性が異なるが、ストーリーには変化はない。
各キャラ別に特技を覚えていくのは前作までと同じで、その技を使うことによってそのレベルが上がっていく。マナエッグについては合成するという要素が追加され、マナエッグによってその内包する魔法が異なる。
基本的にストーリーは一本道で、プレイ時間は60時間前後となる。前に行ったところに何度でもいけるようになっている。
評価・感想
ストーリー  ★★★☆☆☆☆☆☆☆(03/10点)
キャラクター ★★★★★★☆☆☆☆(06/10点)
操作性    ★★★★★★★★☆☆(08/10点)
総合評価   ★★★★★★☆☆☆☆(06/10点)


ストーリーはほとんどないといった方がいいかもしれない。しかも話の内容がかなり偏った、強引な展開であまり感情移入はできない感じ。特に詰まることもないので素直に進めていけばいいだけである。
今までと違い、何回か同じ所に行って少しは経験値稼ぎをしないとボスを倒すのがつらいかもしれない。また、攻撃力の低いキャラもいるので連れて行くキャラによってはボス戦が非常に困難となる事もある。また、セーブポイントも前より少なくなっている。
アイテムを持つ敵が固定されていないのと、かなりの数のアイテムが存在するようで、ウィザードリー1の様にひたすら戦闘とアイテム集めをするゲームのように思える。これに対応して預けることのできるアイテムの数に制限はなくなっている。自分はこういうのも好きなのである面楽しいが・・・。(^_^;; アイテムの数がいくつあるのかとか良くわからないのでコンプリートは大変そう。
特定のダンジョンでは自分のレベルにあわせて敵のレベルも高くなるため、レベルが上がると敵が簡単に倒せるようになるわけではないので結構大変。

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